四天王寺 建築めぐり [建築]
四天王寺建築めぐりりツアーに参加してきました。 (11/28)
「オープン台地 in OSAKA」 というパンフレットをたまたまみつけてこのツアーがあることを知っていたのですが20名ということで無理だろう、と勝手に思い込み申し込みをしていなかったのです。
そうこうしていたら 「大阪くらしの今昔館」からの配信メールでまだ募集中と知りました。それなら、と申し込んで行ってきた次第です。
四天王寺さんの僧侶が案内してくださるということで楽しみにしていました。
いろいろ説明していただいたのですが自分なりにまとめることができませんでした。なので写真をランダムにアップします。
ただ、思ったことはお坊さんも建築の勉強をしなくちゃいけないんだな、ということです。歴史だから当然なんでしょうが仏教の勉強だけをしていたらいいのかと思っていたので そんなことはないのだなぁ、と改めて思いました。
お寺に鳥居はおかしいのではないか、という指摘について元来鳥居は聖地決壊の四門として古来インドより建てられたものだそうで神社に限ったことではないのだそうです。
そのそばにある 「ポンポン石」
この四角い穴に手をのせてたたくと「ポンポン」と音がします。耳を澄ませると冥途からの声が聞こえるそうな・・・と言われて後で試しましたがう~む、風の音だけが聞こえました。
極楽門(西の大門)。
戦後再建されたそうですが松下幸之助氏の寄贈だそうです。東京浅草寺の大きな提灯もそうですよね。それに対抗して通天閣は「HITACHI」なんだとか 噂に聞きましたがどうなんでしょうか?
中心伽藍の金堂の屋根が特徴的なんだそうです。
五重塔は耐震工事中です。
水煙
英霊堂…もともとは鐘楼があったそうです。その鐘楼は戦時中に供出されその後、英霊堂となったそうです。かなり建物が痛んでます。
宝蔵 … 四天王寺にも校倉造の蔵があったとは知りませんでした。平成25年の調査で本来は2つあったうちの1つとわかったそうです。
本坊内の門だったと思うのだけれど「葵のご紋」があります。
五智光院 こちらには徳川家代々の位牌が納められているそうです。 徳川家と深い繋がりがあったとは・・・。
今回この中に入れていただきました。普通は入れないそうです。 五智如来が安置されています。荘厳な雰囲気でした。
浄土庭園
普通ビルが見えると雰囲気が台無しだなぁと思うのだけれどハルカスなら許してしまいます。
浄土庭園、中心伽藍での説明はありませんでした。
中心伽藍は以前にも入ったことがあるはずなのに金堂は初めて入ったような気がしました。救世観音が安置されているのですが斜めからみるお姿に感動しました。きっと前回入ってなかったんでしょう。 そして今回講堂に入りそびれてたのに後で気が付きました。
境内が 広く、建物も多いのでなかなか全部をみることがありません。今回も全部案内していただいたわけでもないのでまだまだ知らない建物もたくさんあります。
でも、こうして案内していただくとまた親近感が湧きます。
五重塔を眺めることができなくて残念でしたが耐震工事ということで仕方ないですね。平成28年6月末までの工事予定だそうです。
鴨居玲 展 ~踊り候え~ [美術]
當麻寺 奥の院 [おでかけ]
11月にしては暖かい日が続き紅葉は足踏みの感があるけれど実際のところはどうなんでしょうね。
新聞の紅葉だよりも「いろづく」が多いですね。
気軽に行ける所と選んだのが奈良の當麻寺 奥の院。 境内にはたくさん塔頭がありますが一番広いのではないかと思います。(全部を訪れたわけではないので・・・) 比較的人も少なくて広々していて解放感があるので好きなんです。
浄土庭園
十月桜かな? 青々とした空に映えます。
石仏があちこちにあります。
東塔、西塔の三重塔 がみえます。
浄土庭園と青空
真っ赤に染まる紅葉はもう少し先のようですが風もなく小春日和のいいお天気で気持ちよく散策できました。
浅沼記念館 [建築]
浅沼記念館となっていますが浅沼組元社長宅だそうで普段は公開されていません。
学園前アートウィークで現代アートの作品展示会場の一つでした。
素敵な邸宅だったので写真をピックアップしておきます。
大和文華館が望めます。
茶室
公開されていた2階の2部屋にそれぞれバスルームがあり、ゲストルームだったのでしょうか?
機能的な間取りでした。
昨年まで管理人の方が住んでおられたそうですが今は空き家だそうです。 なんだかもったいないですね。
学園前アートウィーク その1 [美術]
11/7(土)から11/15(日)まで開催されていました。現代アートのイベントだったようですがその会場が私の興味を引きました。まずは大和文華館 文華ホールです。
大和文華館の敷地内にある小さいホールですが何かの会場として使われていない時以外は入れないのです。 この建物は辰野金吾によって設計された奈良ホテル・ラウンジの一部(明治42年[1909]建築)を移築されているのだそうです。
普段は入れない所に入れると聞いたら行きたくなります。
入口の上にあるステンドグラス
建物内。思ったよりシンプルな感じでした。 作品が展示されています。
入口と反対の方にあるステンドグラス
入ってみると「あぁ、こうなっているのか。」と思ったほどの感慨はなかったのですがそれでも貴重な機会に遭遇できてよかったです。
このあと 浅沼記念館に向かいます。建設会社で有名な浅沼組の社長宅だった家です。
学園前アートウィーク その2 [美術]
大和文華館、大和文華ホールの次は浅沼記念館です。
記念館となっていますがこちらも普段は公開されていないそうです。
雨で濡れて読みにくいですが「浅沼組」と彫ってあります。
こちらでは広いお家なのでそれぞれの部屋毎に作家の作品が展示されています。 どれが展示品でどれがもともとあった物なのかわからないのがちょっと難点です。
家屋内の地図が渡され、作家名も案内されているのですが出るときに回収されるのでもっとちゃんと見ておけばよかったと思いました。
ランダムに載せていきます。
畳の代わりに作品が・・・。 石かと思いましたが違いました。 ボードに描かれているようです。
下の表彰状も作品だと後で知りもう一度見に来ました。 糊で字を書いてその上に砂をおいてあるのだそうです。言われないとわかりませんでした。 最初見たとき、なんで浅沼さんの名前じゃないのかな?とは思ったのですけれど。
本日の圧巻だった作品の一つ。写真ではわかりにくいと思うのですがコップや湯飲み茶わんに穴をあけてレース糸を通して編みこんでテーブルセンターと一体化されているのです。実際に見ても「どうなってるの?」と不思議でした。
花の方はテーブルセンターとコラボです。
外の眺めもいいです。 そっと作品が置かれています。
胸像の胸になにやらついてます。 これを見て不思議に思っていたら胸のアクセサリー?も作品だったようです。
こちらは茶室です。左側にあるのは蛍光灯。 幻想的でした。
2階ではちょっとびっくり。
レース編みの作品と同じ作家でしょう。
カーテンと椅子とファーが一体化されています。
なんだか不思議な気分でした。
でもそれぞれの作家さんたちが一生懸命創られているということはひしひしと感じました。
学園前アートウィーク その3 [美術]
3つめの会場は中村家住宅。
空き家を利用しての展示です。
なんだか凄い作品です。
実は作品よりも部屋に活けてあったお花が素敵でみとれてました。
花材も珍しいですし、こんな風に私も活けられたら、と思いました。
こちらはこの家にある家具です。琉球家具だそうです。
引き出しの中にも作品があります。
お庭には手水鉢がありました。
さすが学園前の邸宅です。
今は住んでおられないそうです。この先、取り壊されるのでしょうね。
北野恒富と中河内 [美術]
大阪商業大学 商業史博物館で開催中です。
新聞記事で展覧会のことと11/8にシンポジウムがあることを知りました。そのシンポジウムに行く予定にしていたのですが諸事情で行けず残念でした。
各大学に博物館があることはなんとなく知ってましたが実際に行ったことはほとんどないです。そして大阪商業大学にも博物館があることを知り、また北野恒富の展覧会を開催とは意外な感じがしました。
北野恒富は石川県から画家になるために大阪へ来て晩年に現在の東大阪、八尾市あたりに住んでいたんだそうです。それでこの大学とも地域的に縁ががあるということでしょうか。
北野恒富の名前を知ったのは 旧名「大阪市立近代美術館(仮称)心斎橋展示室 」です。そこで美人画をみました。透き通るような白い肌でした。
あまり詳しくは知らなかったのですが今回行ってみて版画を学び小説挿絵などを描いていたことを知りました。
前期後期と入れ替えが結構あったようで観ることができなかった作品もありました。
古い建物を残して博物館となっているようです。
この建物を模したマークがあるんですね。
レトロな建物、いいですね。なんでもない装飾も素敵です。
馬見丘陵公園 [おでかけ]
前日は一日中、雨でした。 この日は雨が上がると思っていたのにスッキリとしないお天気。
はてさて紅葉にはまだ早いし、コスモスはもうおしまい。どこへ行こうかと思案して 馬見丘陵公園へと行ってきました。
たいして期待をしていなかったのですが思いのほか紅葉も少しみられ、またお花が水を得て活き活きと輝いて綺麗でした。
この時期はグラデーションが楽しめます。
木によってはすっかり紅葉しているものもありました。
ジニアが満開。 あんまり好きな花ではなかったですがこうして色とりどり咲かせているのをみるといいですね。
池ではたくさんカモがいました。二羽だけピックアップしました。
これはマユミの実ですね。 同じ場所にあったのですが微妙に色が違っていて 面白かったです。
なんだか寂しそうでもあり、かわいくもあり・・・。
曇り空ではあったけれど楽しんできました。
御堂筋 彫刻ストリート 東 その2 [美術]
まだ続きます。
火の王 No.1 フィリップ・キング
これは前衛的な作品です。
若い女 桜井祐一
腕を上げる大きな女 アントワーズ・ブルーデル
渚 淀井敏夫
ザラザラとした表面。クヌギの幹のようです。 彼の作品はこういうのが多いそうです。
道東の四季 春 舟越保武
ブレンダのヴィーナス フランチェスコ・メッシーナ
ヴェールを持つヴィーナス
オーギュスト・ルノワール
あの印象派画家のルノワールの彫刻作品です。ちょっとびっくりしました。晩年には彫刻もしていたんだそうです。
「彼のデッサンを忠実に三次元に置き換えたリシャール・ギノーの協力を得て」(リーフレットより) 作られてるそうです。
説明ではギノーがほとんど作り上げて最後に ルノワールが手を少し入れて仕上げているんだそうです。
銀杏が色づき始めていました。
少年と少女 ルン・チャドウィック
おまけ
イヴ オーギュスト・ロダン
これは西側にあるのですが特別に案内して下さいました。
この御堂筋の彫刻 「赤い服事件」 というのが2011年7月にありました。
興味のある方なら覚えておられると思うのですが一夜にして29体のうち19体に赤い服が着せられていたのです。しかもそれぞれの彫刻に合わせて服が作られていたそうです。 (ちなみに市職員がとりはずすのにぴったりすぎて苦労されたそうです。)
一応犯罪になるそうですがお咎めはなかったようです。
私が思うに芸術系の専門学校生か大学生の恐らくパフォーマンスだったのでしょう。 でもなかなか面白くて実際に見てみたかったです。
当時、平松市長も「みたかったし、一緒に何かしませんか?」とおっしゃってましたけれど何もなく終わってしまったようです。
折しも11月末から御堂筋のイルミネーションが始まるようです。こういう時にこれらの彫刻におめかしさせてあげてもいいのじゃないでしょうか? でも邪道かもしれないですね。
説明を受けながらなので写真が思うように撮れませんでした。そしてどういう風に撮ったらいいのかよくわかりませんでした。またゆっくり訪れてみたいものです。
説明をてし下さった方はお父様が美術評論家だったそうで彫刻家の方々とも親交があり、ご自分もお知り合いだったそうで、この御堂筋でこれらの彫刻に出会われて この存在を知ってほしいと活動されているようです。
西側のコースは来年の5月頃の予定なんだそうです。うまく情報が得られて予定が合えば行きたいものです。