SSブログ

四天王寺 建築めぐり [建築]

四天王寺建築めぐりりツアーに参加してきました。 (11/28)

「オープン台地 in OSAKA」 というパンフレットをたまたまみつけてこのツアーがあることを知っていたのですが20名ということで無理だろう、と勝手に思い込み申し込みをしていなかったのです。

そうこうしていたら 「大阪くらしの今昔館」からの配信メールでまだ募集中と知りました。それなら、と申し込んで行ってきた次第です。

四天王寺さんの僧侶が案内してくださるということで楽しみにしていました。

いろいろ説明していただいたのですが自分なりにまとめることができませんでした。なので写真をランダムにアップします。

ただ、思ったことはお坊さんも建築の勉強をしなくちゃいけないんだな、ということです。歴史だから当然なんでしょうが仏教の勉強だけをしていたらいいのかと思っていたので そんなことはないのだなぁ、と改めて思いました。

sIMG_3243.jpg

お寺に鳥居はおかしいのではないか、という指摘について元来鳥居は聖地決壊の四門として古来インドより建てられたものだそうで神社に限ったことではないのだそうです。

 

そのそばにある 「ポンポン石」 

sIMG_3241.jpg 

この四角い穴に手をのせてたたくと「ポンポン」と音がします。耳を澄ませると冥途からの声が聞こえるそうな・・・と言われて後で試しましたがう~む、風の音だけが聞こえました。

 

 

極楽門(西の大門)。 

sIMG_3240.jpg 

戦後再建されたそうですが松下幸之助氏の寄贈だそうです。東京浅草寺の大きな提灯もそうですよね。それに対抗して通天閣は「HITACHI」なんだとか 噂に聞きましたがどうなんでしょうか? 

 

 

中心伽藍の金堂の屋根が特徴的なんだそうです。

sIMG_3239.jpg

 

五重塔は耐震工事中です。

sIMG_3235.jpg 

 

水煙

sIMG_3237.jpg 

 

英霊堂…もともとは鐘楼があったそうです。その鐘楼は戦時中に供出されその後、英霊堂となったそうです。かなり建物が痛んでます。

sIMG_3195.jpg 

 

宝蔵 … 四天王寺にも校倉造の蔵があったとは知りませんでした。平成25年の調査で本来は2つあったうちの1つとわかったそうです。 

sIMG_3204.jpg

 

 

本坊内の門だったと思うのだけれど「葵のご紋」があります。

F1128a.jpg 

 

 

五智光院  こちらには徳川家代々の位牌が納められているそうです。 徳川家と深い繋がりがあったとは・・・。

sIMG_3206.jpg 

今回この中に入れていただきました。普通は入れないそうです。 五智如来が安置されています。荘厳な雰囲気でした。

 

浄土庭園

sIMG_3215.jpg 

sIMG_3214.jpg 

 

普通ビルが見えると雰囲気が台無しだなぁと思うのだけれどハルカスなら許してしまいます。 

sIMG_3220.jpg

sIMG_3222.jpg

sIMG_3224.jpg 

 

 

浄土庭園、中心伽藍での説明はありませんでした。

中心伽藍は以前にも入ったことがあるはずなのに金堂は初めて入ったような気がしました。救世観音が安置されているのですが斜めからみるお姿に感動しました。きっと前回入ってなかったんでしょう。 そして今回講堂に入りそびれてたのに後で気が付きました。

境内が 広く、建物も多いのでなかなか全部をみることがありません。今回も全部案内していただいたわけでもないのでまだまだ知らない建物もたくさんあります。

でも、こうして案内していただくとまた親近感が湧きます。

五重塔を眺めることができなくて残念でしたが耐震工事ということで仕方ないですね。平成28年6月末までの工事予定だそうです。

 


nice!(18)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

鴨居玲 展 ~踊り候え~ [美術]

 
sIMG_20151125_121946.jpg
 
 
 

この日、急に予定が空いてしまいました。
雨で寒くなるとの天気予報でしたが午前中は曇りの様だし、北風が吹きすさぶほどの寒さでもなさそうなのででかけることにしました。

以前から気にはなっていた「鴨居玲」という画家。
この画家の絵には凄いインパクトがあります。
その暗さ、重苦しさに思わず目をそらしたくもなります。
それでも何か心惹かれるものもあります。

伊丹市立美術館で開催中と知っていたのですが他の予定をおしのけてまで行く気もせずどうしようかと思っていたのです。
そして急に空いたこの日、「そうだ、行ってみよう!」となったわけです。


没後30年ということでまとまった展覧会だろうということもありました。
 
sIMG_20151125_122442.jpg 
 

鴨居玲についてはほとんど知りませんでした。
珍しい苗字なので下着デザイナー「鴨居羊子」と関係があるのかな?と思っていたら鴨居羊子は姉にあたるのだそうです。


自殺願望が強かったそうで結果的には自死という形になったようです。

そう言われるとあの暗さはそうだったのか?と思ってしまいます。
でも死を思うということは生を思うことでもあるのだと思いますが。

あの絵の暗さから闇へ引きずり込まれるかと危惧してましたがそうでもなかったです。
絵にかける情熱、真摯な態度はみるものにも伝わりそれが心に響きます。

「出を待つ(道化師)」の赤色はいい色でした。
sIMG_20151125_122132.jpg 
 



この2作品のチラシが製作されていてしかも紙質が光沢紙というのか、テカってるんです。
普通こういう紙質のチラシはあんまりみかけません。
 
sIMG_20151125_222333.jpg 
 
 
 上の右側の絵 「勲章」
4つのビールの王冠が勲章なのですがちょっと揶揄した感じが面白くもあり、切ないです。



行って良かったです。
 
 
この美術館はお庭がいいです。
 
sIMG_20151125_132950.jpg 
 
 
sIMG_20151125_133143.jpg 
 
 
街全体、古い町並みを残そうと復元されたりして力をいれておられます。
 
美術館の隣にも古民家が保存されています。
 

nice!(24)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

當麻寺 奥の院  [おでかけ]

11月にしては暖かい日が続き紅葉は足踏みの感があるけれど実際のところはどうなんでしょうね。

新聞の紅葉だよりも「いろづく」が多いですね。

気軽に行ける所と選んだのが奈良の當麻寺 奥の院。 境内にはたくさん塔頭がありますが一番広いのではないかと思います。(全部を訪れたわけではないので・・・) 比較的人も少なくて広々していて解放感があるので好きなんです。

sIMG_3106.jpg

 

浄土庭園

sIMG_3110.jpg

 

sIMG_3130.jpg

 

sIMG_3124.jpg 

 

sIMG_3117.jpg 

 

sIMG_3120.jpg 

 

十月桜かな? 青々とした空に映えます。

sIMG_3125.jpg

 

sIMG_3139.jpg

 

石仏があちこちにあります。

sIMG_3152.jpg 

 

sIMG_3157.jpg 

 

 

東塔、西塔の三重塔 がみえます。

sIMG_3145.jpg 

 

浄土庭園と青空

sIMG_3168.jpg 

 

真っ赤に染まる紅葉はもう少し先のようですが風もなく小春日和のいいお天気で気持ちよく散策できました。

 


nice!(23)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

浅沼記念館 [建築]

浅沼記念館となっていますが浅沼組元社長宅だそうで普段は公開されていません。

学園前アートウィークで現代アートの作品展示会場の一つでした。 

素敵な邸宅だったので写真をピックアップしておきます。

sIMG_3040.jpg 

 

sIMG_3041.jpg

sIMG_3042.jpg 

 

 

sIMG_3058.jpg

 

大和文華館が望めます。 

sIMG_3060.jpg 

 

sIMG_3057.jpg

sIMG_3064.jpg 

 

茶室

sIMG_3056.jpg 

 

sIMG_3050.jpg 

 

sIMG_3054.jpg

 

sIMG_3052.jpg 

 

公開されていた2階の2部屋にそれぞれバスルームがあり、ゲストルームだったのでしょうか? 

機能的な間取りでした。

昨年まで管理人の方が住んでおられたそうですが今は空き家だそうです。 なんだかもったいないですね。

展示作品についてはこちらでどうぞ。☆☆☆


nice!(4)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

学園前アートウィーク その1 [美術]

 

20151114a.jpg 

11/7(土)から11/15(日)まで開催されていました。現代アートのイベントだったようですがその会場が私の興味を引きました。まずは大和文華館 文華ホールです。

大和文華館の敷地内にある小さいホールですが何かの会場として使われていない時以外は入れないのです。 この建物は辰野金吾によって設計された奈良ホテル・ラウンジの一部(明治42年[1909]建築)を移築されているのだそうです。

普段は入れない所に入れると聞いたら行きたくなります。

sIMG_3030.jpg

 

sIMG_3031.jpg

 

入口の上にあるステンドグラス 

sIMG_3032.jpg 

 

建物内。思ったよりシンプルな感じでした。  作品が展示されています。

sIMG_3036.jpg

 

入口と反対の方にあるステンドグラス 

sIMG_3037.jpg 

 

入ってみると「あぁ、こうなっているのか。」と思ったほどの感慨はなかったのですがそれでも貴重な機会に遭遇できてよかったです。

 

このあと 浅沼記念館に向かいます。建設会社で有名な浅沼組の社長宅だった家です。

 


nice!(3)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

学園前アートウィーク その2 [美術]

大和文華館、大和文華ホールの次は浅沼記念館です。

sIMG_3040.jpg 

記念館となっていますがこちらも普段は公開されていないそうです。

sIMG_3041.jpg

雨で濡れて読みにくいですが「浅沼組」と彫ってあります。

 

こちらでは広いお家なのでそれぞれの部屋毎に作家の作品が展示されています。 どれが展示品でどれがもともとあった物なのかわからないのがちょっと難点です。

家屋内の地図が渡され、作家名も案内されているのですが出るときに回収されるのでもっとちゃんと見ておけばよかったと思いました。

ランダムに載せていきます。 

sIMG_3047.jpg

 

畳の代わりに作品が・・・。 石かと思いましたが違いました。 ボードに描かれているようです。

sIMG_3082.jpg 

 

下の表彰状も作品だと後で知りもう一度見に来ました。  糊で字を書いてその上に砂をおいてあるのだそうです。言われないとわかりませんでした。 最初見たとき、なんで浅沼さんの名前じゃないのかな?とは思ったのですけれど。

sIMG_3080.jpg 

 

 

本日の圧巻だった作品の一つ。写真ではわかりにくいと思うのですがコップや湯飲み茶わんに穴をあけてレース糸を通して編みこんでテーブルセンターと一体化されているのです。実際に見ても「どうなってるの?」と不思議でした。 

花の方はテーブルセンターとコラボです。 

F151114b.jpg 

 

外の眺めもいいです。 そっと作品が置かれています。

sIMG_3065.jpg

 

胸像の胸になにやらついてます。 これを見て不思議に思っていたら胸のアクセサリー?も作品だったようです。 

F151114e.jpg 

 

 

こちらは茶室です。左側にあるのは蛍光灯。 幻想的でした。

sIMG_3051.jpg 

 

2階ではちょっとびっくり。

F151114a.jpg

 

レース編みの作品と同じ作家でしょう。

F151114c.jpg 

カーテンと椅子とファーが一体化されています。

 

なんだか不思議な気分でした。

でもそれぞれの作家さんたちが一生懸命創られているということはひしひしと感じました。 


nice!(3)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

学園前アートウィーク その3 [美術]

3つめの会場は中村家住宅。

空き家を利用しての展示です。

sIMG_3086.jpg

sIMG_3101.jpg 

 

なんだか凄い作品です。 

F151114d.jpg 

 

実は作品よりも部屋に活けてあったお花が素敵でみとれてました。

sIMG_3090.jpg 

sIMG_3097.jpg

花材も珍しいですし、こんな風に私も活けられたら、と思いました。

 

こちらはこの家にある家具です。琉球家具だそうです。

sIMG_3092.jpg

引き出しの中にも作品があります。

 

お庭には手水鉢がありました。

sIMG_3094.jpg 

 

さすが学園前の邸宅です。

今は住んでおられないそうです。この先、取り壊されるのでしょうね。

 


nice!(3)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

北野恒富と中河内 [美術]

大阪商業大学 商業史博物館で開催中です。

20151111a.jpg 

新聞記事で展覧会のことと11/8にシンポジウムがあることを知りました。そのシンポジウムに行く予定にしていたのですが諸事情で行けず残念でした。

各大学に博物館があることはなんとなく知ってましたが実際に行ったことはほとんどないです。そして大阪商業大学にも博物館があることを知り、また北野恒富の展覧会を開催とは意外な感じがしました。

北野恒富は石川県から画家になるために大阪へ来て晩年に現在の東大阪、八尾市あたりに住んでいたんだそうです。それでこの大学とも地域的に縁ががあるということでしょうか。

北野恒富の名前を知ったのは 旧名「大阪市立近代美術館(仮称)心斎橋展示室 」です。そこで美人画をみました。透き通るような白い肌でした。

あまり詳しくは知らなかったのですが今回行ってみて版画を学び小説挿絵などを描いていたことを知りました。

20151111b.jpg

 

前期後期と入れ替えが結構あったようで観ることができなかった作品もありました。

 

 



古い建物を残して博物館となっているようです。

 

sIMG_20151111_140843.jpg

この建物を模したマークがあるんですね。

sIMG_20151111_140937.jpg

 

sIMG_20151111_140800.jpg

 

sIMG_20151111_140951.jpg 

 

レトロな建物、いいですね。なんでもない装飾も素敵です。

 

 

 


nice!(8)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

馬見丘陵公園 [おでかけ]

前日は一日中、雨でした。 この日は雨が上がると思っていたのにスッキリとしないお天気。

はてさて紅葉にはまだ早いし、コスモスはもうおしまい。どこへ行こうかと思案して 馬見丘陵公園へと行ってきました。

たいして期待をしていなかったのですが思いのほか紅葉も少しみられ、またお花が水を得て活き活きと輝いて綺麗でした。

sIMG_2952.jpg 

 

この時期はグラデーションが楽しめます。 

sIMG_3013.jpg

 

木によってはすっかり紅葉しているものもありました。 

sIMG_2965.jpg 

 

ジニアが満開。 あんまり好きな花ではなかったですがこうして色とりどり咲かせているのをみるといいですね。

 

sIMG_2960.jpg

 

sIMG_2958.jpg 

 

 

sIMG_2973.jpg 

 

sIMG_2978.jpg

 

sIMG_2982.jpg

 

池ではたくさんカモがいました。二羽だけピックアップしました。 

sIMG_3007.jpg 

 

これはマユミの実ですね。 同じ場所にあったのですが微妙に色が違っていて 面白かったです。

F151109.jpg

 

 

なんだか寂しそうでもあり、かわいくもあり・・・。 

sIMG_3029.jpg 

 

曇り空ではあったけれど楽しんできました。 


nice!(9)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

御堂筋 彫刻ストリート 東 その2 [美術]

まだ続きます。

sIMG_2919.jpg        火の王 No.1 フィリップ・キング

これは前衛的な作品です。

 

 

 

sIMG_2923.jpg 若い女 桜井祐一

 

 

sIMG_2926.jpg                                        腕を上げる大きな女 アントワーズ・ブルーデル  

 

 

 

F151104a.jpg                            渚 淀井敏夫 

ザラザラとした表面。クヌギの幹のようです。 彼の作品はこういうのが多いそうです。 

 

 

sIMG_2933.jpg  道東の四季 春 舟越保武  

 

 

sIMG_2935.jpg                                        ブレンダのヴィーナス フランチェスコ・メッシーナ

 

 

sIMG_2938.jpg                     ヴェールを持つヴィーナス

オーギュスト・ルノワール

あの印象派画家のルノワールの彫刻作品です。ちょっとびっくりしました。晩年には彫刻もしていたんだそうです。

彼のデッサンを忠実に三次元に置き換えたリシャール・ギノーの協力を得て」(リーフレットより) 作られてるそうです。

説明ではギノーがほとんど作り上げて最後に ルノワールが手を少し入れて仕上げているんだそうです。

 

銀杏が色づき始めていました。

sIMG_2939.jpg 

 

sIMG_2941.jpg           少年と少女  ルン・チャドウィック

 

 

おまけ

sIMG_2916.jpg  イヴ  オーギュスト・ロダン

これは西側にあるのですが特別に案内して下さいました。

 

 

この御堂筋の彫刻 「赤い服事件」 というのが2011年7月にありました。

興味のある方なら覚えておられると思うのですが一夜にして29体のうち19体に赤い服が着せられていたのです。しかもそれぞれの彫刻に合わせて服が作られていたそうです。 (ちなみに市職員がとりはずすのにぴったりすぎて苦労されたそうです。)

一応犯罪になるそうですがお咎めはなかったようです。

私が思うに芸術系の専門学校生か大学生の恐らくパフォーマンスだったのでしょう。 でもなかなか面白くて実際に見てみたかったです。

当時、平松市長も「みたかったし、一緒に何かしませんか?」とおっしゃってましたけれど何もなく終わってしまったようです。

折しも11月末から御堂筋のイルミネーションが始まるようです。こういう時にこれらの彫刻におめかしさせてあげてもいいのじゃないでしょうか?  でも邪道かもしれないですね。

 

説明を受けながらなので写真が思うように撮れませんでした。そしてどういう風に撮ったらいいのかよくわかりませんでした。またゆっくり訪れてみたいものです。 

 

 

説明をてし下さった方はお父様が美術評論家だったそうで彫刻家の方々とも親交があり、ご自分もお知り合いだったそうで、この御堂筋でこれらの彫刻に出会われて この存在を知ってほしいと活動されているようです。

西側のコースは来年の5月頃の予定なんだそうです。うまく情報が得られて予定が合えば行きたいものです。 


nice!(22)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート