2018-12-29 [あれやこれや]
2018年も終わろうとしています。
穏やかな年でありますようにとの願いも虚しくなかなか大変な1年でした。
来年こそは穏やかな年でありますように・・・。
今年もこちらへお越しいただきありがとうございました。
すっかりこのブログが私のよりどころともなっています。
マイペースで来年も続けられたら、と思っています。
またお越しいただければ嬉しい限りです。
来年もよろしくお願いいたします。
どうぞよいお年をお迎えください。
印象に残った映画 [映画]
「奇跡の人 マリーとマルグリット」
YAHOO 映画紹介より
生まれつき耳も目も不自由な少女と、彼女の教育に身をささげたシスターの実話を基に描く感動のヒューマンドラマ。
19世紀末のフランスでの実話だそうです。
ヘレンケラーと同時期くらいなのでしょうか。
ヘレンケラーは有名人となりますがこの少女のことはほとんど知られてなかったのでしょうね。
最初、聾唖の修道院に両親が連れて行きますが目が見えなくて野生児のようなマリーはとても手に負えない状況で断られます。
しかし、1人の修道女マルグリットが「私が教育する」と申し出てマリーを迎えに行きそして教育することになるのですが・・・。
言葉自体の存在も物に名称があることも理解できないしそれはそれは悪戦苦闘の連続です。
そうして何ヶ月かが経ちようやく言葉という物を理解し始めるとどんどん言葉を吸収し始めます。
高齢の修道女が亡くなった時その死をマリーに教えます。
これが一つのポイントだと思いました。
マルグリットは不治の病を抱えていて病状が進み死を目前にします。
マルグリットはマリーとの対面を拒否します。
何故?
修道院の院長がマルグリットに言います。
「マリーはあなたの死を受け入れていて覚悟を決めています。死を受け入れられていないのはあなたです。マリーに会うべきです。」と。
そういうことだったのか。
マリーは死を理解していてその上でマルグリットが死ぬ前に会いたいと願っていたのです。
誰しも死を受け入れることは容易なことではないと思います。
僧侶や医師であっても死を目前にして受け入れられないということがあると聞きます。
そしてマリーはマルグリットに感謝して前向きに生きました。残念ながら30代半ばでなくなったそうですが。
淡々と物語が進みますが上手くまとめてありますし実話ということもあってとても印象深い映画でした。
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「リリーのすべて」
この映画は映画情報から「トランスジェンダー」の話ということだけを知り観ました。
もし夫(アイナー)が「女性になりたい」と言いだしたらどうするでしょう?
この映画ではその人に寄り添って愛し続けます。
背中を押せば夫が夫ではなくなるのにアイナーのためにいろいろ医師を探したりします。
母か姉のようでした。
男女愛、夫婦愛を越えて人間愛ですね。
しかもこれはおよそ100年前の実話に基づいた話と聞いて驚きました。
アイナーが亡くなったあと、ラストシーンではスカーフが風に飛ばされてアイナーが自由になったことを暗示していてまた彼女の笑顔に救われました。
自分らしく生きることを願い、そして実践していく。
それは人間として当たり前のこと。でもそれで命を落としてもやっぱり追求したいと思うのが人間なのでしょう。
デンマークの風景も美しかったです。
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「エゴン・シーレ 死と乙女」
エゴン・シーレという画家の名前を知ったのはクリムト展のときでしょうか?
夭逝したと知り、画風も何かしら研ぎ澄まされたような暗いイメージを持ちました。
詳しいことは知らず、タイトルにシーレの名前があったので観る事にしました。
途中でついていけなくなるのではないかと思いましたが淡々と描かれている割には私にしては珍しく寝ずに最後まで観る事ができました。
幼い女の子の裸をモデルにしてるのにちょっと引きましたがそれが妹だとわかるとますます引いてしまいました。
ヌードの絵は売れるんだという話を映画の中でもしてました。
とにかく絵を描いていたい。そのためにはパートナーを裏切ってまでもお金持ちの娘を妻にしたのは女性からすると哀しすぎました。
病気で28歳で死ぬのですがもっと描きたかったことでしょう。
来年、クリムト、シーレの展覧会があるようです。
たまたま3作とも実話をもとにした映画でした。ある程度脚色されているとはいえ映画としては見応えありました。
伏見稲荷大社 [おでかけ]
初めて伏見稲荷大社に行ってきました。 行きたいと思いながらも外国人が大勢訪れているという話を聞くと二の足を踏んでました。 そんな話を友人にしたら友人も行きたいと思っていたというのでそれじゃ行きましょう!となりました。年が明けると参拝客で余計にごった返すのでさっさと行こうと日程調整をしたらすんなり決まりました。
京阪 伏見稲荷駅を降りて歩いて行きました。 9時40分頃着いたので少しすいているかも?と思ったのはこのときだけでした。
これくらいの人出なら歩きやすい方でしょう。
加えているのは金の稲穂のようです。 ちょっとわかり辛い・・・。
この辺りはまだ平地でした。
こういう石段がどんどん続きます。
うまく人をよけて写すことができました。
見晴らしがきくところへ出ました。でも土地勘がないのでいったいどこなのかわからずでした。
私の体調がイマイチであんまり無理はしないでおこう、ということで稲荷山までは上りませんでした。
京阪の駅からの参道は屋台がたくさん出ていて美味しそうな匂いがしてました。
JRの駅の方まで歩いて行くとこちらは正面に続く参道でした。
あの居並ぶ鳥居にもう少し感動するかと思っていたのですが山道を歩くのが精一杯で余裕がありませんでした。また機会があれば行ってみるのもいいかもしれません。
読書記録 2018.12 [本]
出かける予定がほぼないので読書記録を載せます。先日載せたものに追加します。
桜木さんの本をもっと読みたいと思うのですが暗くて重い小説が多いような気がして手が伸びません。
この本はどこかで紹介されていたのでしょう。内容を見るとさほど暗くなさそうだったので読んでみることにしました。
最初からはやはり冬空みたいな?グレーな感じがしましたが読めそうな気配でした。
今まで1冊はあまりの暗さに読むのを止めました。それでも2冊くらいは読んでいます。
文章が読みやすくてたった一行がいろんなことを想像させる表現だったりします。
この小説はこの先仕事がなくなることを承知でなった映画技師の夫、そしてその妻は看護師をして家計を支えています。
友人が多い二人ではないけれど夫の母親だったり、妻の両親だったり、近所の人だったりが登場します。
妻は夫が好きなんだなぁ。と思わせることがベースにあり、また夫は申し訳ない気持ちもありながら妻を大事にしているということが伺え心地よいです。
亡き母の家に住むことになってしばらくしたら夫の中学生の頃の同級生(女性)が尋ねてきて妻が心穏やかでなかったり差出人が女性?のメールを読んでしまって丁寧語で尋ねる辺りなんかかわいくもあり微笑ましかったです。
映画評論家の助手の仕事を得てその人が突如お見合いをさせられて「結婚の理想の相手とは?」と考えるあまりペースが崩れるあたりもなんだかありだな、と思っておかしかったです。
日常どこにでもあるような暮らし、そのありがたさも感じられます。
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2018-12-01 [きもの]
12月1日 着物を着てお出かけしようという話が降ってわいて着物で出かけることになりました。
お正月には毎年着物を着るようにしているのですが「年2回くらいは着たいね。」という話が最近はなかなか実行できずにいました。
そして今年お正月についで2回目、着物を着ました。
たいしたところへはでかけておらず北浜でカジュアルフレンチのランチをいただき天満橋までそぞろ歩きしました。
クリスマスを意識して緑と赤のコーデ。
北浜から天満橋へ歩いて行く途中レトロビルに遭遇しました。 旧大林組ビルディングだったようです。そういえば名前は聞いたことがありました。
後で調べてみると今は高級フレンチのお店が入っていてウエディングもてがけているようです。
資料館もあるようで平日なら入れたようです。
また機会があれば行ってみたいと思いました。