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船場のおひなまつり [あれやこれや]



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<江戸時代より大阪の中心として栄え、豊かな文化を育んできた船場。(中略)
「船場のおひなまつり」は、船場ゆかりの旧家に伝わる散逸しつつある雛飾りを発掘、公開することで、船場の歴史や文化の厚みに思いを馳せていただくための取り組みです。> 大阪中心HPより抜粋


多分毎年この時期行われていると思います。今年は偶然大阪市内へ行く用事がありついでに寄ることができました。


鷹岡家のおひなさま

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祝い事につきもののくす玉。上の写真のくす玉は透かし彫り(多分木彫り)


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別所家のおひなさま。少彦名(すくなひこな)神社で展示されています。

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ビル街の中にある少彦名神社。 薬の町、道修町にあります。

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写真撮影禁止やショーウインドウ展示で写真が上手く撮れないおひな様もたくさんありました。

なかでも宗田家のおひな様は圧巻でした。とても大きくて重厚感あふれていてよかったです。今年が初めての展示だそうです。残念ながら撮影禁止でした。もっともショーウィンドウ展示なので上手く撮れなかったと思いますが。

宗田家の住居だった家を昔の良さを残しながら改装して昨夏に硝子びんのギャラリーとしてオープンしたそうです。<CuteGlass Shop and Gallery> 硝子瓶もかわいらしいものが多かったです。しかもお安くて買いたい衝動に駆られました。

住居内も見学できるそうです。今回は先を急いでいたのでパスしました。




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湯木美術館 [美術]

春の船場博覧会2019 「船場のおひなまつり」が3/3まで行われています。その一環で湯木(ゆき)美術館では「湯木吉兆庵の雛道具ーひな祭りのしつらえと茶道具」が開催されています。

おひな様も見てきたのですがまずこの展覧会から。


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湯木美術館の存在は知っていましたが茶道具の展示がほとんどであまりお茶に詳しくないのでスルーすることが多かったのです。今回は「ひな祭り」をテーマにした展示だったので船場のおひな様を見るついでに寄りました。

パンフレットを見ると開館以来初の「ひな祭り」関連の展示と書いてあり、ちょっと驚きました。茶道具だけだったら訪れていなかったかもしれません。

立派なおひな様でした。しかも平成改元時に男雛の衣装が衣替えしているそうで平成の終わりにこれを見ることができました。次の改元時にも衣替えされるのでしょうか。

入ってすぐの藤の花の茶入れに見とれてました。棗だと思っていたら金輪寺という茶入れなんだそうです。棗との違いをちゃんと見ておけばよかったです。

酒井抱一の掛け軸もありました。

お茶をされている方なら訪れたくなる美術館でしょうね。



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「木彫りどうぶつ大集合!」 はしもとみおの世界展 [美術]


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白記さんの工房見学の前に訪れました。機織りをしている友人から誘われたのですが、実は行こうかどうしようかと迷ってたのでグッドタイミングとご一緒することにしました。

三沢厚彦展で木彫りの動物をみてからは少し苦手意識が薄れました。実際今回の展覧会の動物たちはかわいらしかったです。


ロビーにて。右端のずらりと並んだ動物たちは左上の写真ではあんなに小さいんです!

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2階へ上がるとお出迎え。

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会場はこんな感じ。 写真OKでしかも2,3の動物以外はほとんどさわることができます。


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こんな猫や

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あんな猫

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スケッチも展示してありました。

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圧巻はこの熊。 

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製作映像を見ることができました。なかなかの製作過程です。できあがって公園に置いてこの膝に子どもたちが乗ったりして遊んでました。作者も座って確認してましたよ。こんな熊と遊べるなんていいですよね♪

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スケッチと後ろ側。 熊の身体には10個の動物がひっついていると聞いて探しましたよ。なかなか最後の1匹がみつからずようやくみつけました!



つるしてある飾りの中にも動物たちがいます。

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行ってよかったです。 触れるのが嬉しいです。保育所の子ども達が来ていてロビーですれ違いました。きっと楽しかったと思います。





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敷地内には花園ラグビー場があります。ワールドカップの会場の一つです。

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カシミヤマフラー [あれやこれや]

織物教室に通っている友人が織ったカシミヤのマフラーです。


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市販の物でも1万円以上は軽くするカシミヤマフラー。 意外と自分の好みに合う物がなく作品展でみて市販と同じ値段なら作品展で購入するのもありだなぁ、と思っていたのです。そんな話をしていたら、友人が「私が織ってもいいよ。」という話からいろいろ紆余曲折があったのですができあがり受け取ることができました。写真ではわりと分厚く見えますが80gという軽量です。ふわっふわっ♪ 嬉しいです! ありがとうございました!!! です。

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京都府立植物園 [おでかけ]

植物園の北山門から入りました。これって正面ではなかったのですね。 ここが地図の方角を見誤った原因だと家に帰って地図を改めて見て気がつきました(苦笑)


まず目に入ったのが葉牡丹。ハート型がかわいらしいです。そしてデコレーションケーキのようになってます。

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名前は控えてませんが多分、原種スイセンだと思います。

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スノードロップもかわいらしいです。

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ロウバイ

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梅も咲き始めています。

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「早春の草花展」

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シクラメンも品種が増えてますね。

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葉牡丹も凄いボリューム!

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こちらにもハート型

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冬ボタンも豪華です。

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早春の草花展も毎年開催されていたのは知ってましたがなかなかタイミングが合わず初めて行くことができました。

春はもうすぐそこまで来てますね。福寿草は蕾だったけれどセツブンソウに何年ぶりかで出会えてよかったです。リフレッシュできました。



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セツブンソウと福寿草 [おでかけ]


セツブンソウや福寿草が咲いていると知り、京都府立植物園に急遽行くことにしました。
セツブンソウは節分の頃に咲き始めるらしくこの名前がついたとか。花の直径が1.5cm位のかわいらしい花です。
昨日テレビで紹介されてましたが白いのは花びらではなくてガクだそうです。
大写しで撮りたい花です。でもその大きさが写真からはわかりません。


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こちらで枯れ葉と比較してください。枯れ葉は5~6cmくらいかな? 普通の枯れ葉が大きく見えますよね。

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生態園で咲いていると聞いたのですが地図の方角を間違えていて生態園がどこかわからなくてウロウロしました。
ようやく着いたものの、あんな小さな花、どこにあるんだか・・・。地図に示されていてもなかなか現在地と照合できないのです。
そうしているとかがんで写真を撮っている人をみつけてそばへ寄るとあったんです!
もう一つ、福寿草も探しているのですがなかなかみつからずその方に聞くと教えていただきました。
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でもまだ咲き始めでほぼ蕾。まだ少し早いのでした。
5.6年前に福寿草の鉢植えを買って花芽を減らしながらも毎年咲いてくれてましたがとうとう咲かなくなってしまい、昨年、また鉢植えを買ったのですが今年は全然花芽の気配がありません。多分ダメみたい。残念。
植物園内に苗を売っているお店があり、値段をみたら1500円! またどこかで出会えるといいなぁ。
「早春の草花展」を開催していて苔庭部門で福寿草をみつけました。 う~む、なんとなく咲かせた感が強いですね。
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「早春の草花展」やそのほかの花の写真とを後日載せます。


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世紀末ウィーンのグラフィック [美術]



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京都国立近代美術館で開催中です。この展覧会もパスしようかと思っていたのですが植物園に行きたくなりついでに行ってきました。植物園の方はまた後ほど載せます。

アパレル会社の創業者、平明暘氏が蒐集したものを2015年にこの美術館が所蔵したそうで撮影可能でした。


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クリムトくらいしか知らなかったのですがクリムトの名につられて行ってきた次第です。でもグラフィックアートってみていて楽しいです。こんなデザインがスイスイできたら楽しいだろうな、と思いました。


展示目録がユニークでオシャレ! これは表面、裏面もあります。A3くらいありました。ただ照らし合わせるのが面倒でしたけど。

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日本ぽい版画もありました。色合いが棟方志功を連想させました。

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こちらはコラージュ。貼り絵とは思えない・・・。

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こんなトランプもいいですね♪

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入り口にあった石膏彫像。 模擬ドアも作ってそこから向こうには建物の写真が見えるようになってました。

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招待券やカタログや点数が多くてきちんとみることはできませんでしたがなんだか素敵な作品に囲まれて居心地よかったです。訪れている人も多くてちょっとびっくりしました。



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櫛・かんざしとおしゃれ展 [美術]



大山崎山荘美術館で開催中です。

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HPより////////////////「東京都青梅市にある澤乃井櫛かんざし美術館には、祇園に生まれ、舞妓となり、後に東京で料亭の女将として多くの人を魅了した岡崎智予(1924-1999)が収集した作品が所蔵されています。 所蔵品には、文化が爛熟し工芸的技術が最も高い水準に達した江戸後期のものをはじめ、尾形光琳(1658-1716)、酒井抱一(1761-1829)、原羊遊斎(1769-1845)ら高名な美術家による逸品も含まれています。本展では、日本の工芸の粋を凝縮した櫛、かんざしとともに、当時の風俗を伝える浮世絵をあわせた約300点をご紹介します。」/////////////////

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気にはなりながら寒いし遠いしどうしようかなぁ、と思ってました。パスしようかとも思ったのですがやっぱり気になるので重い腰を上げて行ってきました。
着物とか風俗とか蒔絵の展覧会で一部分の展示はあったような気がしますが櫛、かんざしだけの展覧会は初めてのような気がします。
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髪を飾る物だからやっぱりオシャレしたくなりますよね。
いい物を見つけたらほしくなると思います。
ただ、今はほとんど使われる物ではないからこうした機会がないとみることはないのが残念です。
「びらびらかんざし」ってそのままの名前だけれど言い得て妙です。
動くとかんざしも一緒に揺れるというのがいいです。
鳥かごの中に鳥がいるんですよ。上の写真にもあるのですがよくわからないのでHPでもご覧ください。
細かい細工です。
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冬のお庭なのであんまり期待してませんでしたが水仙が満開。ただ、近くに寄れない場所だったので遠目から。
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読書記録 2019.2 [本]



テーラー伊三郎

テーラー伊三郎

  • 作者: 川瀬 七緒
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2017/12/08
  • メディア: 単行本
寂れた商店街に突如現れたお店。そのウインドウにはコルセットが展示されていてそれが物議をかもしていた。
コルセットを作って売り出すという。
それは決して下着の範疇ではなく着物の上から帯として着用できることを実証できた。
コルセット革命!?
町内の実力者の理解は得られるのか?
書名に惹かれて読み始めたけれどエンターテインメント小説みたいでちょっと苦手な感じがしたがなんとか読み終えた。下記の小説とコルセット繋がりとなったのであえて載せることにした。
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クローゼット

クローゼット

  • 作者: 千早 茜
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2018/02/27
  • メディア: 単行本
服飾関連の小説がたまたま続いたけれどコルセットがこの本でも登場するとは思ってなかった。「硝子のコルセット」の改題と知り、なるほど。こちらの題名の方が読んだ後は納得できる。
幼少期のトラウマから男性が苦手な纏子(まきこ)
お調子者の芳(かおる)。小さい頃は男の子なのに女の子が着るドレスに憧れて水色のワンピースを母に買ってもらって着たけれど周りからいぶかしがられてそれ以後は封印しているという過去がある。
纏子の友人、晶は理解者でもあり服飾美術館で纏子とともに働いている。
デパートで西洋の下着の歴史をたどる展示がありそこで3人が出会う。
2人の視点から描かれていて最初は戸惑ったけれどトラウマのことが謎解きのようでもあり意外な展開にちょっとびっくり。
思ったよりも繊細な小説だった。他の小説も読んでみようかな。

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