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東京都庭園美術館 [建築]

キスリング展が開催されていた東京都庭園美術館。


1933年(昭和8年)に建てられたアール・デコ様式の朝香宮(あさかのみや)邸を、美術館として使用しているということです。



この道を行けば建物が現れます。

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館内には撮影OKの場所がいくつかあります。

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今回、日本庭園があることに気づきました。

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新館

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建物だけを公開している時期もあるようですがなかなか機会がありません。


6/22の「ブラタモリ」でこの建物の存亡危機があったことを知り驚きました。贅の限りを尽くした建物、そんなに簡単に壊されてはたまりません。そして今こうして残ってしかも一般開放されていて誰もがみることができてよかったです。

また内装は「職人萌え」の建物だそうです。




こんな本もあります。


庭園美術館へようこそ: 旧朝香宮邸をめぐる6つの物語

庭園美術館へようこそ: 旧朝香宮邸をめぐる6つの物語

  • 作者: 朝吹 真理子
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2014/11/27
  • メディア: 単行本


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淀屋橋界隈のビル [建築]

「船場のおひな祭り」でおひな様を見たり、湯木美術館で鑑賞したりしたのですがレトロビル内での展示もあったりして写真を撮ってきました。おなじみのビルですがカメラを持ってたのであれこれ撮ってみました。


芝川ビル

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ツタのからまる青山ビル

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伏見ビル(手前のビルです)

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生駒ビル

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旧小西家住宅(ビルではないけれど)、浪花教会、オペラ・ドメーヌ高麗橋

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もっと他にもあるのだろうけれど以前と同じビルばっかり写真を撮ってる感じがします(苦笑)


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中之島図書館から淀屋橋界隈へ [建築]

大阪府立中之島図書館で「建築家・安井武雄の創造力」という展覧会(?)が開催されています。


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名前は聞いたことがあるような気がしてましたが記憶に残ってませんでした。大阪倶楽部、大阪ガスビル、高麗橋野村ビル、3つとも知っているのに建築家の名前を覚えてませんでした・・・。


大阪倶楽部の建物内には入ったことがありますが確かに一風変わった装飾というかたたずまいです。

高麗橋野村ビルもサンマルクカフェが1階にあるので入ったことがありました。

大阪ガスビルはあの曲線と食堂が有名ですが入ったことはありません。

こんなに身近に建物が残っているのに建築家を把握していなくて反省です。


野村證券など企業をグループ化しているときだった野村徳七と出会い野村銀行の建物を多く手がけていたようです。スライド(映像)で紹介されていました。ほとんど残っていないのでしょうか。



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中之島図書館

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この日は本町に用事があったので淀屋橋から歩いて行きました。


緒方洪庵旧居、適塾跡 

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ここにあったのですね。一度訪れたいと思いながらまだ入ったことはありません。時間がなくてこの日も入れませんでした。


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愛珠幼稚園  木造園舎は日本最古だそうです。


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そして大阪浪花教会 (黄土色の建物)  ヴォーリズ設計でした。

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その北隣にある煉瓦建てのレトロビル。「旧大阪教育生命保険」のビルだったそうです。辰野金吾設計。

以前フレンチレストランが入っていてその後ブライダル関係のお店に変わったと聞きましたが今はどうなってるのでしょうか。

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以前講演で聞いたのですがこの角のアールの部分はもともとはもう少し前に出っ張っていたそうですがそれを道路拡幅だったか何かの工事の為に後ろへ下がっているそうなんです。言われてみれは凹んでますがそういう設計かと思いますよね。外観を損なわずに施工されていて驚きです。


改めて写真を見ると電線がなくなってますよね。どなたかの写真を見たとき確か電線があったような気がします。そういえば農林会館のところも電線が邪魔をしてましたがひょっとしたらその電線もなくなっているかもしれません。




フラフラと歩いていたら自分の居場所がわからなくなりちょっと迷子になりかけました。碁盤の目になっているので現在地がわかればいいのですが見慣れた建物がみつからずスマホのお世話になりました。もう少しで遅れるところでした。危ない、危ない・・・。



年内はお出かけの予定がありません。更新も滞ることと思います。最近読みたい本もなくて読んでません。映画の録画予約をたくさんしているのでいい映画があればまた更新したいと思っています。






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宝塚市 旧松本邸 [建築]

ふと目にしたチラシをみて行ってきました。


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玄関付近

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1階 居間

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1階 食堂

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1階台所

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階段の傾斜がゆるいです。日本家屋では傾斜がもっと傾斜がきついそうです。確かにそうですね。

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2階 もう1部屋公開されてましたが人がたくさんいたので撮ってません。

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浴室、洗面所 (1階)

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居間の電灯、2階床の間。 左下の写真は1階の天井部分:アールが取り入れられています。

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外からみる方がいい感じで好きです。色合いがいいのかな?

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ワインセラーだそうです。おしゃれ!

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防空壕もありました。

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パンフレットが公開されていたのでそちらからの平面図です。


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手前には池があります。 当時はこの池を窓から眺められたようです。今は木が生い茂っているのでみられません。

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宝塚市とは縁もゆかりもないのですが講演会の申し込みが間に合ったので行くことになりました。 以前にどなたかのブログで松本邸の名前は聞いたことがありました。期間限定公開なのでタイミングが合わないと行けなくて今回降ってわいた感じで行くことができました。



川島智生さん(京都華頂大学教授)のレクチャーだったのですが「宝塚は温泉地で風光明媚だったのにどんどんマンションが建ち並び、歴史的な古い建物が取り壊されていって魅力がなくなっていってる。」とおっしゃってました。


確かに目にする建物があってこそ、その当時を伺い知ることが多いです。いくら説明されても何もなければピンときませんし、魅力がありません。それは先日大阪の川口居留地の町案内に参加して思いました。(川口居留地についてはまた後日載せます。)



古い建物が取り壊されることが多いように思います。最近は外観だけを残して内部はビルになったりすることもあるようですがそれでもなんだかなぁ、という感じもします。

後世にも伝えられるような環境を残していけるといいですね。





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竹中大工道具館 [建築]

竹中大工道具館は新神戸駅近くにあります。 三宮駅から地下鉄で一駅なんですがなんとなく行きにくいですね。新神戸駅も初めて降りました。

門構えからして凄いです。 

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自動ドアですがこれまた凄いです。木の自動ドアこの手前にもあるのです。 

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入場券はカンナをかたどってあります。比較のマウスと。 

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中に入るとまたもや「おお!」って感じです。

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法隆寺五重塔のミニチュア

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ワークショップが行われる木工室もあります。 

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いろんな道具が展示してあります。 

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カンナくずの薄いこと! ストッキングの生地みたいでした。

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継手仕口  実際に体験できます。 これはごく簡単なものでしたがわからないものもありました。 

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いろんな種類の木とカンナくずが展示してあります。 

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スケルトン茶室

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凄い技です。 

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大工仕事が成り立つのも道具あってこそ。 

千代鶴是秀の工房が再現されています。 

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写真撮影OKだったのですがどこを撮ってよいのやら迷いました。たくさん撮ったのですがなんかポイントを外しているような気もしますし、取捨選択にも迷いました。

なかなか面白かったです。

 


旧ハッサム住宅 [建築]

相楽園内に旧ハッサム住宅が移築されています。 ちょうど公開時期だったので中に入ることができました。

詳しくはこちらでどうぞ。 ☆☆☆

こちらでどうぞ。sIMG_4807.jpg 

 

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調度品も素敵です。 

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各部屋の電灯のデザインが少しずつ違っています。 

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NHK朝ドラ「べっぴんさん」は神戸が舞台ですね。 最初の頃は異人館でも撮影もあったようですね。

このドラマ、面白いのか面白くないのかよくわかりません。時々首をかしげるような展開だったりして神戸が舞台でなければみていないかもしれません。  どこまで事実かわかりませんけれど「ファミリア」のことも気になるしなぁ・・・。 

 



こちらは元町駅から相楽園に行く途中にある兵庫県公館です。 土曜日だけ公開されているそうです。

 

古い建物に手を入れて現在、使われているそうです。

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以前にも入ったことがあるので写真はほとんど撮りませんでした。

よろしかったらこちらでどうぞ。☆☆☆ 

そうそう、 この玄関あたり映画「HERO2015」でロケ地として使われてましたよ。 不必要なものを上手に隠して撮影されていました。

 

神戸はまだまだ未開拓です。 機会があればいろいろ行ってみたいです。


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京都ハリストス正教会 [建築]

2016年 秋期京都非公開文化財特別公開に行ってきました。

この特別公開にキリスト教の文化財が加わるのは初めてだそうです。 

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布教のための教会なので全国あちこちにありますね。 函館ハリストス正教会も外から眺めたことがあります。

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驚きなのはこの建物が木造建築であるということです。外から見ると「そうなんだ」と思いますが聖堂に入るとかなり高い天井高です。2階建てくらいあるとしても中央には柱はありません。 天井高の高いお寺もありますがこの聖堂はドーム状になっているのでどういう技術なんだろう、と思いました。

中は撮影禁止なのです。 

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後ろにマンションがみえてしまいます。 

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裏口の方です。 

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結構人が来られてましたが並ぶほどではなかったです。

 


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杉本家住宅 [建築]

京都市内にある重要文化財の住宅です。

HPによると

「重要文化財杉本家住宅では、京都の中心部にありながら、江戸以来の大店の構えをよく伝え、表屋造りによる大規模な町家構成の典型を示しており、 建造物全体にわたって江戸時代に熟成された京大工の技量が遺憾なく発揮され、技術性・意匠性ともに優れたものであります。」

詳しくはこちらでどうぞ。☆☆☆ 

友人が保存会の会員となっていてその会員に見学招待券が配布されるそうで誘っていただきました。 

 

 

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 江戸時代からの京町家だそうですが大店だけあってかなり大きいです。 フレームに全体が収まりませんでした。 

 

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今回は婚礼衣装の展示でした。 豪華絢爛です。 保存のため照明が落としてあるので綺麗に写せませんでした。(ちなみにスマホのカメラは撮影OKなんですがデジカメ類での撮影は不可です。) 

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仏間のお庭。 鉢の縁 と下に蟹があしらわれています。  この敷き詰めてある石を年末には1枚1枚洗うそうです。

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仏間のいい写真がなかったのですがかなり大きいです。西本願寺から直接お坊さんが来られるそうです。 

 

茶室の床の間です。 

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お庭も何カ所かあり広いです。 

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台所も一般のおうちより倍くらいの広さがあるのではないでしょうか。 

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おそらく食器棚でしょう。 大きいです。 

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下の写真の左のふすまの和紙は手もみ和紙だそうです。痛んでいるのですがあえて残してあるそうです。 今ではこんな和紙もほとんどみられれないそうです。 

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昭和初期に洋室に改装されたそうです。 

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30分のビデオが放送されていました。 年中行事、色々しきたりも継承されているようでそれはそれで大変そうですがそれでも継承されていることに敬服です。

保存するにも経費がかかりそうで保存のための会員を募集されているのも苦肉の策でしょう。 あまりお役には立てませんがそれでもこういう形で紹介する ことで存在でも知っていただけたら、と思いました。

 

このあと非公開文化財特別公開の京都ハリストス正教会に向かいました。

 

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小林一三記念館 [建築]

 
小林一三は阪急電鉄などを創業した事業家です。
その後宝塚歌劇団や映画会社なども設立していきます。
その小林一三の邸宅だったところです。

邸宅跡は当初逸翁美術館として使用されていて移転後記念館として改装したようです。
増築部分には阪急の歴史を紹介、資料などを展示してありました。 
 
 
 
 
 
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建物の裏側 
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窓の部分の部屋は「雅俗山荘」という高級レストランとして使用されています。 
 
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建物内部 
 
 
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 一三の書斎はおそらく紹介のためのの撮影に使われていたようで覗いただけでした。
 
 
 茶室
 
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白梅館では一三の業績が展示してあります。
阪急電車の車両を模してありました。
 
新旧の阪急のマーク 
 
  
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昨年だったか、ドラマが放送されて小林一三を少し身近に感じたものでした。
なんだか発想が凄かったです。 周りに反対されても信じて突き進む、そんな信念があったから成功したのでしょうか。
時代を読むセンスもあったのでしょうね。
 
 
 
 
 

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京の夏の旅 2016 夏 その2 [建築]

 

2カ所目は平安女学院大学 有栖館 有栖川宮旧邸です。

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本来、有栖川宮邸 は別の場所にあったものを京都裁判所仮庁舎として利用後、現在の場所に移築して旧京都地方裁判所所長官舎としてしようされていたそうです。現在は平安女学院によって保存されているということです。

現在も授業の一環で使われているそうです。

 

客間棟 

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このお庭は「平成の植治」 第十一代 小川治兵衛の作庭によるもの。

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客間棟には上段の間があります。 

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上段の間の横の飾り板 

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客間棟には矢筈張りといわれる板の間があります。 お能舞台として使われたそうです。よく響くように床下に甕が置かれていたそうです。 上段の間からご覧になったのでしょう。

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中庭 

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この部屋には宣伝もかねて?お香が展示されていました。 

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かほりあそび。 袋に入ったお香が3カ所においてあってそれらが違うか同じかを当てるもの。 明らかに違う香りはわかりますが同じだったりすると 「?」 と思います。

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有栖館の南側に建っている聖アグネス教会。 こちらも平安女学院の教会のようです。

 

 

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有栖館の東側には道路を隔てて京都御苑があります。  

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聖アグネス教会のさらに南にある 「大丸ヴィラ」 ヴォーリスの設計によるものだそうです。 いつも門は閉ざさされいますね。

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蒸し暑かったけれど曇り空で日差しがましでした。 これらの建物内はほとんど冷房装置がなかったりするので暑かったですが長居するわけでもないのでやり過ごせます。

思いがけず、京都の建物を楽しんできました。

京の夏の旅ではそのほかにも公開されている文化財があります。 9/30まで公開されているところが多いです。

こちらで確認してください。☆☆☆ 

 

 


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