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京の至宝 黒田辰秋展 [美術]



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チラシを見て「漆器」ということとこの形に興味を持ち行ってみたいな、と思いました。

漆器だと思っていたので茶器とかの器が多いのかと思っていたのですが家具なども手がけていてちょっと意外な感じでした。

河井寛次郎や柳宗悦との出会いが大きかったようです。

もともと生家は塗師(ぬし)屋だったそうですが分業制に疑問を感じて一貫制作を志したそうです。


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京都大学北門前の「進々堂」店内のテーブルセット、「鍵善良房」店内の大飾棚など現在も残っているそうです。行かれたことがある方は「あれか」と思われるかもしれません。


黒澤明監督の椅子も圧倒されました。「王様の椅子」と言われていたそうです。背中の文様「彫花文」に目を惹きつけられました。独特の「流稜文」も綺麗でした。


漆塗りというと黒や朱の物を思い浮かべるのですが「拭漆」という技法が使われた家具がありました。木目を浮かび上がらせています。


螺鈿の作品もありました。メキシコアワビを使った螺鈿は青くキラキラ輝いてました。それを内部に使った水指が目を惹きました。「乾漆八稜水指裡耀貝螺鈿」です。外は黒の漆器ですが中が螺鈿で宝石箱のようにキラキラ輝いています。これに水を入れるとどうなるんだろう?と興味津々でした。

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なかなか面白かったです。







京都伊勢丹ができてもう20年にもなるんですね。
京都に東京から進出した百貨店がきてなんか新鮮な感じがしたのを覚えています。
当時の輝きを私はまだ感じますね。
西武百貨店が撤退したことを思うと何が違ったんだろう?って思います。立地も大いにあるんだろうけれど、大阪では三越伊勢丹が撤退しています。大阪には合わなかったのかな?三越と伊勢丹との共同店舗というのもなんかちぐはぐ感があったようにも感じましたが・・・。個人的な感想です。
展覧会20年史 チラシが展示されています。
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mirro

螺鈿を内側に使った水差し、優雅ですね彡

三越伊勢もあーと言う間でしたね。
土地柄?店舗柄?わかんないですが((((゜д゜;))))
買い物する気にならなかったのですね(^_^;
by mirro (2017-09-18 23:31) 

つぐみ

水指、写真よりもっと輝いてました。

京都伊勢丹は何かお買い物をしたくなるお店ですね。
大阪の三越伊勢丹も行き慣れると結構好きだったのですがルクアイーレに変わってからは若者向けメインという感じで最近は行ってないですね。
by つぐみ (2017-09-19 22:20) 

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