SSブログ

肥後橋にて その1 [美術]


大阪肥後橋にある国際美術館で6/24まで開催されてた「コレクションの誘惑」を観てきました。

VFSH0693.JPG


国際美術館の館蔵品の展示です。
この美術館は現代アートを中心に収集されていて私にはいまいち興味のない分野なのですが朝日メイトで無料なのと少し見たい展示品があったので行ってきました。

マイク・ケリーの作品でキャンドルのようで実物はどんなんだろう?と思ったのです。チラシの左下の作品です。

img073_25.jpg



直径40cmくらいの円形の台に載っています。
暗室にされた部屋の中に4種類展示されていました。
幻想的でした。

生存年が1954~2012年となってました。え?今年亡くなった!しかも58歳!
ちょっとびっくりしました。
家に帰って調べてみたら自殺らしいとのことでした。


話は変わって・・・
今回、その作品の台が1m20cmくらいあるのかしら?その上に載せられていて身長150cmの私には何とか見えましたがもっと上から見たらどんな感じなんだろう?
そして小学生の低学年の子どもたちにはちょっと見づらい展示ではないのかしら?と。
この高さも作者の意図なんでしょうか?

横道にそれますが博物館などで展示ケース自体が高い位置にあることがたまにあるのです。
私にはお茶碗の中の底の絵柄は見えないんですよ。

それもそれぞれの見え方とあきらめるしかないんでしょうね。


もう一つ見たかったのはジョゼフ・コーネルの作品です。
箱に収められた工作みたいな感じで小学生の頃の夏休みの工作を思い出します。
最初、「何これ?」と思ったのですがなんかこじんまりとしていてみとれてしまうのです。

今回は2作品だけでちょっと残念でした。

昨夏、千葉のDIC川村美術館を訪れた時にこのコーネルの作品の展示室があり、嬉しかったです。


地下2階に堂々と展示されている会田誠さんの「滝の絵」はあれも芸術作品なんですね。
こちらのサイトでご覧になれます。

http://mizuma-art.co.jp/artist/0010/

着想は面白いのでしょうが「う~ん・・・」って感じでした。
他の作品もちょっと変わってますね。


伊藤存さんの大きい布に太い糸でラインステッチで描かれた作品も面白かったです。
こういう表現方法もあるんだなぁと。

こちらに詳しく載ってました。




写真の展示室もありました。
写真もいろいろですね。

やなぎみわさんの作品もよくわかりません。


岡本太郎さんの作品も当時は「???・・・」だったのでしょうが見慣れてしまうと「これもあり」と思えてしまいますね。
太陽の塔も今では愛おしい感じすらします。

 

現代アートで思い出すのが「ハーブ&ドロシー」というドキュメント映画です。ちなみに監督は日本人女性です。

アメリカに現代アート収集家がおられるのです。

共働きで元普通のサラリーマンの老夫婦でギャラリーを訪ね歩いては自分たちが気に入った作品を購入するのが趣味なんです。

購入のポイントは家で保管できること。そしてもちろんのこと自分たちのお金で購入できること。

眼力は凄いみたいですよ。

保管できなくなったからなのかこのご夫婦のうわさを聞きつけたのか経緯は忘れましたが美術館の学芸員がこのお家(マンション)を尋ねたら、当たり前ですが保管がずさんでびっくりして作品の購入を申し出られたとか。

寄贈という形になったようですがそれでも少しのお礼をされたようです。
でもこれも新たな作品の購入資金になるみたいでした。

なかなか微笑ましいご夫婦でしたよ。

 


nice!(8)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 8

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0