SSブログ

国画会90年 孤高の画家 渡辺貞一 [美術]

国画会90年 孤高の画家  渡辺貞一   ―私の信仰は絵を描くことです―




s-20181024_104530.jpg




チラシを見て行きたいな、と思って藤田嗣治展の前に行きました。(どちらを先に観るか迷ったのですが)
暗い絵なのに惹かれます。
実際、背景が黒の作品が多かったです。青森県は積雪量が多くその影響もあるのでしょうか?

181024b.jpg



181024c.jpg



青森県出身の画家で関西ではほとんど目に触れる機会がなかったそうです。
京都のコレクターが青森県七戸町に寄贈されたそうです。
東京に住んでいても常に故郷のことを思っていたそうです。
チラシのトップになっている女性像。
厳しい表情のように感じていたのですが実際観て目が合う(?)と微笑んでいるような気がしました。
釘描(ていびょう)という技法の絵もありました。
クリスチャンなのに仏像を描くのはちっともおかしいことではなく造形の美があるから描くのだと解説にありました。何を描こうと自由だと思うけれどいろいろ揶揄する人たちもいたのでしょうか。
画家の独特の生死感からくるのか暗い絵なのに落ち込むことはなく、そこからの力強さも感じられて観に行ってよかったです。



nice!(13)  コメント(0) 
共通テーマ:アート