「ぱりぱり」 瀧羽麻子 [本]
- 作者: 瀧羽 麻子
- 出版社/メーカー: 実業之日本社
- 発売日: 2014/07/10
- メディア: 単行本
17歳で思いがけず、詩人として新人賞を受賞した不思議ちゃんな女性。
彼女の周辺の人たちの生活を描いた連作短編集。
時系列が章の順番通りではないので少し混乱もするけれどそれもかえって楽しめました。
どういう接点を持つ人たちのなのか最初はわからない人もいるので先へ先へと読み焦ってしまい、読み終わってから再読しました。
なんか新鮮な感じでした。
結構好きです。
ほかの著作を読みたくなったけれど若い女性向けの本が多そうだなぁ。
この著者の経歴を見ると京大卒でびっくり!
ネットで検索したら写真も公開されていてELTの持田さんみたいなキュートな美人さんでまたまたびっくり。
書名の「ぱりぱり」とは???
これを書名にするのかとそのセンスもなかなかいいです。
不思議ちゃんとして愛されてる場合はそれでいいのですがそういう場合ばかりじゃないでしょう。
多分発達障害の彼女。
今でこそメディアでも取り上げられて理解を求められていますが少し前だとなかなか理解されにくい存在です。
「わがまま」とか親の甘やかしとか言われることが多いようです。
両親、特に母親としては辛い子育てになります。
先日もテレビで取材されてた番組をみました。
発達障害だとわかるまで「よその子は1度言ったらわかるのになんで我が子は何時間もかかるんだろう?」と腹だたしく思っていたそうです。
時には手も出てしまったり・・・。
それが発達障害だとわかるとそういう育て方があることも知り、お互いがスムーズに生活できるようになったみたいです。
早急に結果を求めらる事が多い昨今。
自戒を込めてみんなが仲良く暮らしていける世の中であってほしいです。
なかなか面白そうな本ですね。
それに著者が才色兼備だと、より憧れますよね。
昨今は天からは二物を与えられてる方が多いように
思うのは私だけでしょうか?|д゚)
by mirro (2014-09-08 00:25)
さらっと読めます。
不思議な雰囲気とさわやかな感じで楽しめましたよ^^
天から二物を与えられてる人が多いように私も思いますねぇ。
by つぐみ (2014-09-08 19:47)