「エンジェルフライト 国際霊柩送還士」 佐々涼子 [本]
聞きなれない言葉、国際霊柩送還士。でも大体の察しはつきます。
外国で亡くなった人や日本で亡くなった外国人はどうやって運ばれているのか?
なんとなく気になりながらも知る機会はありませんでしたがそういう仕事があることをこの本で初めて知りました。
単にドライアイスを詰めて運ばれているのかと思ってました。
国によってその処置はさまざまなようです。
アメリカではエンバーミング処置が完璧だそうです。
果たして日本はどうなっているんでしょう?
「エアハース・インターナショナル」という会社があり、その会社に密着してのルポルタージュです。
異国の地で不慮の死を遂げて還ってきた遺体。
国によってさまざまな処置が施されているそうですが、処置が行われていればまだましな場合もあるようです。
とんでもないことになって還ってきた遺体をいかに生きていた時のようにしてあげ、遺族に対面させてあげてるか、そういうことを主眼において仕事をされているようです。
ちょっとハイな感じのルポではあるけれど、それくらい気持ちが高ぶっていないと書けないとも思います。
この本のことは看護学校の先生から教えていただきました。
この本で「死との向きあい方」を勉強するための本の1冊だそうです。
私は仕事の1つとして読んだのだけれどそういう捉え方もあるのだと再認識しました。
こういった場面、具体的に考えたことがなかったです。
いろんな方法で死と向き合うということがあるのですね。
by mirro (2015-08-14 00:43)
死と向き合う仕事は辛くもあり、使命感がないとできないかもしれないですね。
映画「おくりびと」以来、死と向き合う仕事にもスポットライトがあたってきたように思います。
by つぐみ (2015-08-14 19:56)