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「地の星 なでし子物語」 伊吹有喜 [本]



地の星 なでし子物語

地の星 なでし子物語

  • 作者: 伊吹 有喜
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2017/09/21
  • メディア: 単行本
「なでし子物語」の続編が出ていることを知り大急ぎで読みました。
「なでし子物語」を読んだのはずいぶん前のような気がします。 いい小説だけれどこのまま埋もれていくのかなぁ。という感じでした。 まさかこの続きが出版されるとは思ってもみませんでした。一気に16年?先の話に進んでいて主人公の1人だった耀子が「おあんさん」になってる! そしてもう1人の主人公だった「立海」が結婚相手ではないのか・・・。結婚相手の龍治についてはほとんど記憶になくてまた「なでし子物語」を借りてきてパラパラと見てみましたがやっぱり名前くらいしか出てきてないように思います。
どういうこと?と思っていたら近々その間の小説が出版されるらしいのです。
早く読みたい!
さてさてこの「地の星」ですが・・・
使用人の娘であった耀子がこのお屋敷の息子と結婚して「おあんさん」となっています。しかしこのお屋敷も凋落する一方でお屋敷の奥様なのに隣町のスーパーへパートに出て働いているのです。そのスーパーも閉店が視野に入っていて売り上げを伸ばさないと行けない状況でみんなが奮闘していくのです。
「なでし子物語」で「どうして?」と嘆くのではなくて「どうしたら」に発想を変えることを教えられた耀子。そういうふうに着実に生きていってます。「意志あるところに道あり」という感じで力強く生きる耀子。見違えます。
大急ぎでこの記事を載せた理由がありました。伊吹有喜さん、第158回(平成29年下期)直木賞候補に選ばれてるのです。3年ほど前にも「ミッドナイトバス」でノミネートされました。ちなみに映画化されて公開待ちのようです。
今回候補に挙がっているのはこの本です。
彼方の友へ

彼方の友へ

  • 作者: 伊吹 有喜
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2017/11/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
生憎、まだ読んでいないのですが・・・。
「SEKAI NO OWARI」のメンバーの藤崎彩織さんの「ふたご」もノミネートされています。この本も読んでみたいと思っています。

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