アンソロジー「隠す」 アミの会(仮) [本]
作家11人が「隠す」をテーマに書き下ろした短編集。
アミの会(仮)アンソロジー、第3弾。
『理由(わけ)』 柴田よしき
『自宅警備員の憂鬱』 永嶋恵美
『誰にも言えない』 松尾由美
『撫桜亭奇譚』 福田和代
『骨になるまで』 新津きよみ
『アリババと四十の死体/まだ折れていない剣』光原百合
『バースデイブーケをあなたに』大崎梢
『甘い生活』 近藤史恵
『水彩画』 松村比呂美
『少年少女秘密基地』 加納朋子
『心残り』 篠田真由美
それぞれに読み応えありました。
ちょっと怖かったり恐ろしかったり・・・。
近藤史恵さんの『甘い生活』は人のものをほしがる性癖の女の子が成人してその末路が衝撃的でした。
加納朋子さんの『少年少女秘密基地』は主人公が小学生の男の子の冒険から始まるお話でハラハラドキドキ。真相がわかるとちょっと笑えました。
「それぞれの小説に共通のアイテムが隠されている。」とあとがきに記されていて3篇目で「これかな?」と思ったらそうでしたが2篇目のどこに出てきているのかわからず3回くらい読み直してようやくみつけました。
いかに字面だけを追っているのかを再認識しました(苦笑)
第1弾 「捨てる」
第2弾 「毒殺協奏曲」に続き第3弾なんだそうです。
「捨てる」は読んだのですが「毒殺協奏曲」は未読でした。でも題名からしてちょっと怖そうですね。