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三好木屑(もくしょう)展 [美術]

大阪歴史博物館で開催中です。 実は先日この博物館の常設展の招待券が届いて一瞬「?」と思ったのでした。こんな招待券のプレゼント応募したかなぁ・・・と差出人を見たら確かに覚えがありました。それで歴博のHPを確認したら特集展示の内容を見て「あ、そうだった。」と納得した次第です。


「指物師」と呼ばれる家具作りのプロでありながら、他ジャンルの芸術も追求した大阪の職人・三好木屑(みよしもくしょう)を取り上げる展示でした。


「指物」とはクギや接着剤を一切使わずに、家具を作る木工技術。指物師って当時は無名の方がたくさんおられたはずなのにこうして名前が残っているということは秀でた才能の持ち主だったからなんでしょう。 確かに木工だけでなく漆や貝細工、金属加工、絵画まで残しています。 それでもお名前は今回初めて知りました。こんな人がいたんですねぇ。



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この棚は「写し」だそうです。(横にあるのが製作のために起こした図面)棚にのっているお茶道具も製作しています。

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桜をあしらった「炉縁」

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様々な道具を作ってますが「余技」だったそうで器用な人はなんでもできちゃうんですね。



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