鉛筆画とクレパス画 [美術]
まずは鉛筆画 「吉村芳生 超絶技巧を超えて」 美術館「えき」KYOTOで開催中です。
少し前ですが「美の巨人たち」をたまたまみて「凄いなぁ。どうなっているのか実物を観てみたい!」と思ったら京都で開催されると知り、楽しみにしていました。
下の左端の作品は少し拡大した新聞を写しとっています。その前に自画像を写真からマス目を利用して写し取っているそうです。 新聞はまずカーボン紙のようなもので写しとり、その後なぞっていくそうです。
ジーンズの方も写真にマス目を引いてそれを拡大してそこに10段階の濃さにわけた斜線を引いて埋めていくようです。数字で表した作図いうか下絵も展示されていました。 なんとも細かい気の遠くなるような作業です。
金網をプレスしてその型を鉛筆で描いた(なぞった)作品は17mの長さ!
その一部分が案内に使われていたので写真を撮りました。
白黒の世界から色を配した作品に移ります。 菜の花の作品は川に映った菜の花を描いています。ただし、上下を逆さまにしたものが完成作品です。なので下の方が黄色が濃くなっているのです。
凄い作業です。 展覧会場には作家の魂があちこちに充満しているようでした。
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こちらも初めて観た時は驚きました。 「これがクレパス画?」と。 油絵のようです。
大作が多かったです。 1階と2階に分かれて展示されていました。 吹き抜けの2階から1階を見下ろした時、作品が光りを放っていました。
期せずして鉛筆画とクレパス画を前後して観ることになりなんだか不思議なご縁でした。