「しのぶ梅」 中島要 [本]
着物始末暦シリーズの1冊目です。
友人から着物の話が出てくるので「読んでみてはいかが?」と勧められ読んでみました。
最初の登場人物がいけすかない感じで読み進めなかったのですが2章目から乙女の恋心に触れていてちょっと面白くなり読み進めました。
古着を洗ったり手直ししたりして着物や帯を蘇らせる名人をとりまくお話です。
この名人に恋心をよせるのですがこの名人、訳ありの孤高の人物でこの後の展開が楽しみになりました。
それだけにはとどまらないのですが時代物特有の人情話で読み始めると結構スイスイ読めます。