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読書記録 2019.2 [本]



テーラー伊三郎

テーラー伊三郎

  • 作者: 川瀬 七緒
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2017/12/08
  • メディア: 単行本
寂れた商店街に突如現れたお店。そのウインドウにはコルセットが展示されていてそれが物議をかもしていた。
コルセットを作って売り出すという。
それは決して下着の範疇ではなく着物の上から帯として着用できることを実証できた。
コルセット革命!?
町内の実力者の理解は得られるのか?
書名に惹かれて読み始めたけれどエンターテインメント小説みたいでちょっと苦手な感じがしたがなんとか読み終えた。下記の小説とコルセット繋がりとなったのであえて載せることにした。
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クローゼット

クローゼット

  • 作者: 千早 茜
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2018/02/27
  • メディア: 単行本
服飾関連の小説がたまたま続いたけれどコルセットがこの本でも登場するとは思ってなかった。「硝子のコルセット」の改題と知り、なるほど。こちらの題名の方が読んだ後は納得できる。
幼少期のトラウマから男性が苦手な纏子(まきこ)
お調子者の芳(かおる)。小さい頃は男の子なのに女の子が着るドレスに憧れて水色のワンピースを母に買ってもらって着たけれど周りからいぶかしがられてそれ以後は封印しているという過去がある。
纏子の友人、晶は理解者でもあり服飾美術館で纏子とともに働いている。
デパートで西洋の下着の歴史をたどる展示がありそこで3人が出会う。
2人の視点から描かれていて最初は戸惑ったけれどトラウマのことが謎解きのようでもあり意外な展開にちょっとびっくり。
思ったよりも繊細な小説だった。他の小説も読んでみようかな。

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