山本容子展 アート イン ホスピタル [美術]
阪急うめだギャラリーで25日まで開催されています。
23日は「山本容子さんが作品解説をするアート・ツアー」があるということで友人を誘って行ってきました。
13時前になると人が続々と集まってきました。(その後、身動きが取れないくらい大勢の人でした。)
題名のとおり、「病院内に癒しの絵を」という活動をされているのだそうでこのギャラリーを病院に見立てての展示です。
壁画を主に描かれているのになぜその作品があるのかということから説明されてました。
病院内での作業になるので早く済ませないといけないこと、そして絵の具の分量を把握するために同寸でまず、絵を描かれているのだそうです。
高松赤十字病院の西玄関の廊下に制作された壁画には瀬戸内海や、その地域にある山々なども描かれています。
気持ちが明るくなるように、暖かい色を選択されたそうです。
また子ども目線でも楽しめるように下の方にはカエルが描かれていたりしました。
そもそも、こういう活動に目覚めたのはお父さんが亡くなられたときにその目にはどういう風景が映っていたのかと思って病院のベッドに寝てみたら殺風景な天井で愕然とされたそうです。
改めて悲しくなったとのことでした。
確かに、病院イコール白のイメージです。
最近建てられた病院はあまり知りませんがほんとに殺風景な感じです。
気がつくのはカーテンが白から薄ピンクに変わっているくらいでしょうか。
古い病院も多いですよね。
中部ろうさい病院の特別室の天井画も製作されています。
「しみ」のような絵を描きたかったそうです。
そして最近は電灯の明るさを調節できるので調節することによって絵を見えなくすることもできるのだそうです。
山本さんがおっしゃってましたが「絵には良し悪しがあり、また好き嫌いもあるので難しい。」
もっといろいろお話されてましたが印象的だったことだけ記しました。
確かに絵なども飾ってもう少し明るい雰囲気の病院であってもいいのではないかと思いました。
山本さん、以前テレビなどで拝見したときにはとてもファッショナブルな感じがしていたので華やかな服装で来られるのかと思いきや、とてもシックな装いでした。
オーラはすごかったですけれどね。
入口付近のときだけいい位置にいたので写真を撮ることができました。
その後、ツアー中もみなさんパチパチ撮られてましたがほんとはどうなんでしょうね?
係の方もなにもおっしゃってなかったのでいいのでしょうけれど。
ガイドツアーが終わった後も作品を撮っておられましたわ。会場内は撮影禁止なんですけどね。
係の方がきちんと対処すべきことだと思いました。
入場無料ということで展示販売を兼ねた作品展くらいに思ってましたがびっくりするくらいたくさん展示されていました。