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大阪連続講座第4回「時空を旅する大阪建築の魅力」 (8/2) [建築]

平成27年度大阪連続講座 第4回 対談 柴崎友香氏・倉方俊輔氏「時空を旅する大阪建築の魅力」

大阪市立中央図書館でこのような催しがあり申し込んだら当選したので参加してきました。

以前紹介した本 「大阪建築 みる・あるく・かたる」の関連講座のようです。
 
 

大阪建築 みる・あるく・かたる

大阪建築 みる・あるく・かたる

  • 作者: 倉方 俊輔
  • 出版社/メーカー: 京阪神Lマガジン
  • 発売日: 2014/10/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

 
 
最初は柴崎さんが織田作之助の小説を朗読で紹介されました。

その後は倉方さんのお話なんですが対談なので少しとりとめないお話に終始したような気がします。
そういう企画なんでしょうけれど、ちょっと物足りない感じがしました。

 
そんななか印象に残ったこと。
 
この本の題名をあえて「大阪建築」とされたそうです。
最初は先に出版された「東京建築 みる・あるく・まなぶ」に対して「関西建築」の予定だったのだそうです。
「大阪建築」ではぴんとこなくて売れないと出版社の方はおっしゃったそうですが・・・。


確かに東京に対して関西ってちょっとひっくるめすぎですよね。
京都や神戸の人たちが怒りそうです。(笑)

でも大阪建築と言ってピンとくる人が少なくて認識されていないそうなんです。
残念なことです。

なので「大阪でも売れなくて、ましてや東京でも売れない・・・。」と倉方さんは苦笑されてました。



柴崎さん、大学在学中にで聴いた大阪の地理の講義が面白くてそちらに専攻を変更されたとかおっしゃってました。だから詳しいんですね。
その後もご自分でも勉強されてるんでしょうけれど。

柴崎さんの大阪が舞台の小説は読んでいないのでまた読んでみようと思いました。
大阪のちょっとした風景が描写されているようです。

舞台のスクリーンに大阪の建築物の写真が次々投影されていて最初に映されたのが船場ビルディングでちょっとびっくりしました。
その次が大阪倶楽部。
以前mirroさんに誘っていただいた演奏会の会場で、先日のコメント欄にも書いてくださってます。
このタイミングってなんなんでしょう!? 不思議としかいいようがないです。




最後に中央図書館の隣のマンションを紹介されてました。

「西長堀アパート」
アパートというと小さい建物を想像しますが昭和33年に建てられた11階建ての高層マンションなんだそうです。
日本住宅公団による都市型高層住宅の第1号だそうです。
sIMG_20150802_161806.jpg 

そういえば、聞いたことがありました。
作家の司馬遼太郎さんが住んでいたとか。


改修されたのか壁面は綺麗です。
昭和33年に建てられたマンションとは思えないです。

普通廊下のところは壁がないのが今では一般的ですが、ここはあえて壁を作って寒さよけをしているのだそうです。
 
sIMG_20150802_161916.jpg 

変わった形をしていますね。


物足りないとはいうものの、それなりに楽しんできました。

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