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京の夏の旅 2016 夏 その1 [建築]

京都の普段、非公開の文化財を四季折々期間限定で公開されています。

ふと 情報を目にして2カ所に行ってきました。 

まずはノートルダム女学院・中高・和中庵です。

元々は近江商人藤井彦史郎の邸宅を戦後ノートルダム教育修道女会が戦後取得して修道院として改造、その後ノートルダム女学院・中学校高校に移管されたそうです。

移管後かなり痛んでいたので壊して新たに建てることも考えられたそうですが残せる部分は残そうという選択をされて一部分手を入れて今回公開となったそうです。 

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スパニッシュを基調とした2階建ての洋館です。 芝生の部分は母屋?とかあったようですが修復不能ということで解体されたようです。

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洋館2階の部屋 

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2階の和室 

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 客殿

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階段塔 

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階段部分の装飾 

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礼拝堂 

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ステンドグラスが綺麗でした。 

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1階洋室

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奥の窓ガラス。周りがすりガラスでうっすら緑色していてステンドグラスみたいで綺麗でした。

和中庵は8/23までの公開です。 

 

このあと平安女学院へ向かいました。


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大阪府立中之島図書館 [建築]

東洋陶磁美術館のすぐ近くにある中之島図書館。 リニューアルされて今までは閉鎖されていた正面玄関からも出入りできるようになっています。

行かなくちゃ・・・と思いながらちょっと忘れていたこともあって訪れずにいました。

今回せっかくそばまで行ったので寄ってみました。

 

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玄関の上の方には「大阪図書館」と表示されています。 

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玄関を入ってすぐの所。ここだけは撮影Okです。 

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天井のドームには落下防止のためか?ネットが張られていて詳しくは見えませんでした。 

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外壁などのレリーフ 

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松井大阪府知事、当時橋下大阪市長が閉鎖して商業施設に変更するとの方針を打ち出したようですが撤回されたようです。いろいろ反対の声があったのでしょう。 ともかくリニューアルされて図書館として存続されてよかったです。

リニューアル後カフェが入っているようです。今回は行きませんでしたまた行ってみたいと思っています。

 

 


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四天王寺 建築めぐり [建築]

四天王寺建築めぐりりツアーに参加してきました。 (11/28)

「オープン台地 in OSAKA」 というパンフレットをたまたまみつけてこのツアーがあることを知っていたのですが20名ということで無理だろう、と勝手に思い込み申し込みをしていなかったのです。

そうこうしていたら 「大阪くらしの今昔館」からの配信メールでまだ募集中と知りました。それなら、と申し込んで行ってきた次第です。

四天王寺さんの僧侶が案内してくださるということで楽しみにしていました。

いろいろ説明していただいたのですが自分なりにまとめることができませんでした。なので写真をランダムにアップします。

ただ、思ったことはお坊さんも建築の勉強をしなくちゃいけないんだな、ということです。歴史だから当然なんでしょうが仏教の勉強だけをしていたらいいのかと思っていたので そんなことはないのだなぁ、と改めて思いました。

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お寺に鳥居はおかしいのではないか、という指摘について元来鳥居は聖地決壊の四門として古来インドより建てられたものだそうで神社に限ったことではないのだそうです。

 

そのそばにある 「ポンポン石」 

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この四角い穴に手をのせてたたくと「ポンポン」と音がします。耳を澄ませると冥途からの声が聞こえるそうな・・・と言われて後で試しましたがう~む、風の音だけが聞こえました。

 

 

極楽門(西の大門)。 

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戦後再建されたそうですが松下幸之助氏の寄贈だそうです。東京浅草寺の大きな提灯もそうですよね。それに対抗して通天閣は「HITACHI」なんだとか 噂に聞きましたがどうなんでしょうか? 

 

 

中心伽藍の金堂の屋根が特徴的なんだそうです。

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五重塔は耐震工事中です。

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水煙

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英霊堂…もともとは鐘楼があったそうです。その鐘楼は戦時中に供出されその後、英霊堂となったそうです。かなり建物が痛んでます。

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宝蔵 … 四天王寺にも校倉造の蔵があったとは知りませんでした。平成25年の調査で本来は2つあったうちの1つとわかったそうです。 

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本坊内の門だったと思うのだけれど「葵のご紋」があります。

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五智光院  こちらには徳川家代々の位牌が納められているそうです。 徳川家と深い繋がりがあったとは・・・。

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今回この中に入れていただきました。普通は入れないそうです。 五智如来が安置されています。荘厳な雰囲気でした。

 

浄土庭園

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普通ビルが見えると雰囲気が台無しだなぁと思うのだけれどハルカスなら許してしまいます。 

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浄土庭園、中心伽藍での説明はありませんでした。

中心伽藍は以前にも入ったことがあるはずなのに金堂は初めて入ったような気がしました。救世観音が安置されているのですが斜めからみるお姿に感動しました。きっと前回入ってなかったんでしょう。 そして今回講堂に入りそびれてたのに後で気が付きました。

境内が 広く、建物も多いのでなかなか全部をみることがありません。今回も全部案内していただいたわけでもないのでまだまだ知らない建物もたくさんあります。

でも、こうして案内していただくとまた親近感が湧きます。

五重塔を眺めることができなくて残念でしたが耐震工事ということで仕方ないですね。平成28年6月末までの工事予定だそうです。

 


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浅沼記念館 [建築]

浅沼記念館となっていますが浅沼組元社長宅だそうで普段は公開されていません。

学園前アートウィークで現代アートの作品展示会場の一つでした。 

素敵な邸宅だったので写真をピックアップしておきます。

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大和文華館が望めます。 

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茶室

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公開されていた2階の2部屋にそれぞれバスルームがあり、ゲストルームだったのでしょうか? 

機能的な間取りでした。

昨年まで管理人の方が住んでおられたそうですが今は空き家だそうです。 なんだかもったいないですね。

展示作品についてはこちらでどうぞ。☆☆☆


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日本銀行 大阪支店 旧館 [建築]

三井住友銀行のステンドグラスを見に淀屋橋に来たのと少し時間があったので雨にもかかわらず日本銀行大阪支店の建物の写真を撮ることにしました。

ちょうどカメラを持っていたのでこういう機会もあんまりないかな?と思って。

 

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明治36年に建設されたそうです。

上から見ないとドームが見えないんですね。ってことは正面の大阪市役所から 見える場所があるのかな?

あの辰野金五氏の設計だそうです。

詳しくは日銀HPでどうぞ。 

 

淀屋橋  ひらがなで書いてありましたがみえない・・・。

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反対側は漢字表記でした。 

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茶色い建物が三井住友銀行です。

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行きかう人が多くて写真を撮るのもちょっと一苦労。

田舎者みたいでちょっと気恥ずかしさもありました。 

駆け足でしたが建物探訪でした。 


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三井住友銀行 ステンドグラス [建築]

三井住友銀行 大阪本店ビルのステンドグラスが9/9と9/10に公開されていたので9/9に行ってきました。
 
ここはロビーなのでしょうか? それにしても広いです。
 
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柱の装飾も素敵です。 
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この場所も9/9は大阪クラシックの会場になっていて夕方に行けばここで公演を聴くことも可能だったのですがちょっとパスしました。
 
淀屋橋駅に着いた時には止んでいた雨が降り出してきてちゃんと写真を撮れませんでしたがなんとか記録には残せそうです。
 
北側玄関 
 
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西側
 
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外灯もお洒落です。 
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装飾が施してあります。
 
 
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東側玄関 
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角がアールになっているのがいいですね。 
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大正11年に建てられた建物だそうです。
その後改修を加えて現在に至っているのでしょう。
この時期の建物がどんどん解体されていく中であえて保存の方向で取り組まれているのがいいです。
 
あぁ~、現在の大丸百貨店心斎橋店も12月末で閉店して建て替えるそうです・・・。
 
 
このあと、日本銀行の建物も写真に撮ってきました。後ほど。
 
 

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大阪連続講座第4回「時空を旅する大阪建築の魅力」 (8/2) [建築]

平成27年度大阪連続講座 第4回 対談 柴崎友香氏・倉方俊輔氏「時空を旅する大阪建築の魅力」

大阪市立中央図書館でこのような催しがあり申し込んだら当選したので参加してきました。

以前紹介した本 「大阪建築 みる・あるく・かたる」の関連講座のようです。
 
 

大阪建築 みる・あるく・かたる

大阪建築 みる・あるく・かたる

  • 作者: 倉方 俊輔
  • 出版社/メーカー: 京阪神Lマガジン
  • 発売日: 2014/10/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

 
 
最初は柴崎さんが織田作之助の小説を朗読で紹介されました。

その後は倉方さんのお話なんですが対談なので少しとりとめないお話に終始したような気がします。
そういう企画なんでしょうけれど、ちょっと物足りない感じがしました。

 
そんななか印象に残ったこと。
 
この本の題名をあえて「大阪建築」とされたそうです。
最初は先に出版された「東京建築 みる・あるく・まなぶ」に対して「関西建築」の予定だったのだそうです。
「大阪建築」ではぴんとこなくて売れないと出版社の方はおっしゃったそうですが・・・。


確かに東京に対して関西ってちょっとひっくるめすぎですよね。
京都や神戸の人たちが怒りそうです。(笑)

でも大阪建築と言ってピンとくる人が少なくて認識されていないそうなんです。
残念なことです。

なので「大阪でも売れなくて、ましてや東京でも売れない・・・。」と倉方さんは苦笑されてました。



柴崎さん、大学在学中にで聴いた大阪の地理の講義が面白くてそちらに専攻を変更されたとかおっしゃってました。だから詳しいんですね。
その後もご自分でも勉強されてるんでしょうけれど。

柴崎さんの大阪が舞台の小説は読んでいないのでまた読んでみようと思いました。
大阪のちょっとした風景が描写されているようです。

舞台のスクリーンに大阪の建築物の写真が次々投影されていて最初に映されたのが船場ビルディングでちょっとびっくりしました。
その次が大阪倶楽部。
以前mirroさんに誘っていただいた演奏会の会場で、先日のコメント欄にも書いてくださってます。
このタイミングってなんなんでしょう!? 不思議としかいいようがないです。




最後に中央図書館の隣のマンションを紹介されてました。

「西長堀アパート」
アパートというと小さい建物を想像しますが昭和33年に建てられた11階建ての高層マンションなんだそうです。
日本住宅公団による都市型高層住宅の第1号だそうです。
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そういえば、聞いたことがありました。
作家の司馬遼太郎さんが住んでいたとか。


改修されたのか壁面は綺麗です。
昭和33年に建てられたマンションとは思えないです。

普通廊下のところは壁がないのが今では一般的ですが、ここはあえて壁を作って寒さよけをしているのだそうです。
 
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変わった形をしていますね。


物足りないとはいうものの、それなりに楽しんできました。

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船場ビルディング [建築]


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屋上も解放されていて休憩できます。
季節のいい時なら和めます。 
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堺筋本町駅から歩いていくとこの建物に遭遇しました。(というかわざと寄っていったのですが。) 
この建物は「綿業会館」
普段は公開されておらず決められた日程で予約制のようです。
 
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「心斎橋大丸 原図展」 [建築]


大丸心斎橋店の建て替えが決まったとの報道があったあと、この展覧会の記事が朝日新聞に載ってました。
 
神戸で行われることは知っていたのですが大阪でも開催されていたんですね。8/2(日)までです。
しかも場所は「船場ビルディング」
この建物も一度見ておきたかったのでグッドタイミングでした。
 
「サロン・ドゥ・螺」というギャラリーです。 
 
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それにしてもあの素敵な建物を壊してしまうなんて・・・・・。 
 
 
 
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  ↓  チケット代わりの絵ハガキです。これはエレベーターの表示の部分ですね。
 
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 この展覧会(というほど大きな規模ではないですが)が行われているギャラリーにおられた方がいろいろ解説して下さいました。
ちょうどお客さんが途切れて私しかいなかったものですから。



ほんとにもったいないことをしますよね。

高島屋の方もお見えになったそうです。
高島屋の方も同じ感想だったようです。

この展覧会が始まった時に建て替えの計画を公表されたそうです。
保存の機運が高まらないうちにということかもしれないそうです。
建て替えるお金があるなら保存もできるはずだとおっしゃってました。

そごう百貨店心斎橋店も建て替えられました。
大丸も建て替えられて心斎橋もなんだか殺風景になりますね。


日本と外国の考え方の違いはよく取り沙汰されています。
東京と大阪でも違ったりするのかもしれません。


また大丸百貨店に行かなくては。
写真を撮ったりできるのかな?
撮っておきたいですよね。
 
 
 
これが船場ビルディングです。
外観はあまり奇抜ではなく普通の建物で通り過ぎてしまいそうでした。 
 
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中に入るとこんな風になってます。 
 
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 船場ビルディングの写真も撮ったのであとで載せます。
 

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