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SWITCHインタビュー 達人達 [テレビ]

NHKの番組の紹介が多くて恐縮です。

いつも見逃していることが多いのですが今回は目に留まりました。

姜尚中さんと是枝裕和監督の対談でした。

当然ながら前半は映画「そして父になる」という映画の話が中心でした。

興味深く見ました。

実は子役の黄升げん君の関西弁が気になっていたのです。
おそらく彼の個性に魅かれて選ばれたのでしょうし、関西弁以外は違和感は全然なかったのです。


映画の中で「なんで?なんで?なんで?」と聞き返すシーンがあってあれは関西弁ならではの空気感があって印象的なシーンでした。

そのあたりに触れておられて「そうだったのか。」と思いました。
 
監督が彼に言葉を発するとそれに対しても「なんで?」とまず答えてたそうです。 
オーディションで彼は落ち着きがなくて「座って」という言葉に対しても「なんで?」と聞き返していたんだそうです。
それらがこのシーンに繋がったのでしょう。


私が好きな映画 「歩いても 歩いても」 は亡くなったお母さんに捧げる映画だったそうです。
自分の哀しみをぶつけても共感は得られないと思い普遍的でしかもさらっと嫌味な感じを加えて作られたそうです。

なるほど普通の家族の風景だったことがこれでわかりました。



姜さんの息子さんが26歳で最近亡くなっていたことをこの番組で知りました。
どうも週刊誌で取りざたされていたようですが私は知りませんでした。

そんなことがあって姜さんは息子さんのことを小説化されたそうです。
「心」という本だそうです。

在日韓国人で苦労をされてきて努力の結果、名誉も得られたけれどそれでも一筋縄ではいかない人生なんですね。
それにしてもなぜ、あんなに穏やかでいられるんでしょう。

東大教授を定年まで2年を残して退官され、埼玉の聖学院大学に赴任されたそうです。
埼玉に住んでおられたことがあり、今回こちらに招聘されたのも何かのご縁だとおっしゃってました。
しかもかつて息子さんがこの系列の小学校を受験されていてことを思い出されたそうです。

この聖学院大学で是枝監督がプロモーションビデオを撮影されたことがあったそうでこれまた不思議なご縁みたいでしたよ。


いろいろお話されていて「なるほど」とその場では思うのですがその内容を書くことは難しいです。
ほんとに理解していないのでしょうね。


見て良かったです。
 

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