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映画 「ハーメルン」 [映画]


福島県にある廃校になった小学校が舞台です。

撮影を始めたものの一度中断、そして再開後、秋に雪が降るという異常気象で中断、その後東日本大震災があり、制作中止の危機を乗り越えてたくさんの人たちに支えられて出来上がったそうです。

詳しくは公式サイトでどうぞ。
 
映画「ハーメルン」公式サイト
 
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この映画を知ったのはたまたま映画館のHPを見ていて待機中の映画の中でみつけました。

「西島秀俊さんが出るじゃない!」と思って公式サイトへ飛ぶと難題を乗り越えて出来上がったことを知りこれは観に行かなくては!と思って楽しみにしていました。



山の紅葉、銀杏の木の黄葉、この風景を見れただけでも満足です。
美しかったです。

西島さんも見れたし・・・(笑)


映画としては少しわかりにくかったかな?
セリフやナレーションでの説明は一切ないので「あぁ、そういうことか・・・」と憶測するしかないです。


ゆったりと流れる時間、スローテンポで体調が悪ければ(?)寝てしまいそうですよ。

BGMもほとんどなくて、後ろの席から寝息が聞こえてました。


あとからあとからボディブローのように効いてきます。

テレビで放送されることがあったらもう1度観てみたいです。(映画館に行けよ、って言われそうですが…苦笑)


関西ではほとんど宣伝してなくて残念です。
 
こんなサイトもみつけました。
 
 映画「ハーメルン」を応援しよう! | ふくラボ!
 
 


監督は廃校を訪ね歩いてようやくみつけたそうです。
校内に大きな木がある学校をさがしておられたそうです。
意外とないもんなんですね。
でもこの小学校も取り壊しされるそうです。もう壊されたのでしょうか?



梅田の映画館に行くつもりが、夜の上映時間で「困った!」と思ったら心斎橋の映画館はお昼の上映時間で助かりました。


映画館があるのはアメリカ村にある「BIG STEP」です。
 
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ここのエスカレーターまっすぐじゃないんですよ。
珍しいですよね。
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階段が見えますがこれが「BIG STEP」の所以です。
 
 


左の方に見える絵は黒田征太郎さんの壁画。
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このすぐ近くに北欧の100円ショップ 「TIGER」 があります。
平日なのに混雑してました。
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久しぶりの「ミナミ」散策もできました。
 
 
 


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彼岸花 2013 [おでかけ]

毎年訪れている明日香です。

先週、行こうと思っていたら台風が来てしまって行けませんでした。

まだまだ蕾はあるものの、咲き終わった花もありました。

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案山子ロードの案山子さんたち。

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葛城の道にある九品寺も帰りに寄ってみました。

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数年前に道路工事のために無残な姿になっていた彼岸花の丘ですが、ずいぶん、復活してました。

でも前の方から写真を撮る方が多くてこれ以上は増えないかもしれないです。

道路整備の後、電柱が増えた気がします。そのせいか前にせりでて電柱が入らないように写真を撮られるのですね。

まぁそれでもこれほど復活したからいいのですけれどね。

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一言主神社近くも行きたかったのですが駐車場が狭いので車を置けないと思い断念しました。

最近は白や黄色い外来種の彼岸花(リコリスというらしいですが)も増えてきてバリエーションがあって楽しいです。

 

ちょっとピンクがかっています。 ピンボケでした^^;

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白の中に紅 一点。 

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最後に真っ赤な彼岸花

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「あずかりやさん」 大山淳子 [本]

 
 
あずかりやさん (一般書)

あずかりやさん (一般書)

  • 作者: 大山 淳子
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2013/05/08
  • メディア: 単行本
 
 
 
猫弁シリーズで有名だそうで軽く読めて楽しめるということで友人が教えてくれました。

これは猫弁シリーズではなくて新刊です。

タイトルからしてファンタジーなのかな?と思いながら読み進みました。
出版社がポプラ社なので児童にも読める本かな?このままふわんと終わるのかしら?と思っているとなかなかシビアな事象も現れてきました。

盲人がこの「あずかりやさん」の店主なのですがいろんな人が預けに来ます。
なるほど盲人なので預けたものがわからないので預けやすいですし、余計な思慮が働きません。
1日100円。預けたい日数分だけ支払います。
そして取りに行かなければそのまま店主のものになります。
最初から引き取るつもりがなければ100円だけ払っておくのです。
それもありなんです。

連作短編集で始めのほうに出てきた少女や少年が成長してまた登場します。

余韻の残る終わり方で続編も出そうな感じです。

ほわっと心が温まる作品でした。
 
 


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「暮らしと美術と高島屋」展 [美術]

高島屋は呉服商をしていた時からの画家たちとのおつきあいがあったようで、画家の作品なども所蔵していたり、またお店の宣伝のためにいろんな美術家たちと交流があったようです。

企業が美術品をたくさん所蔵したりしていますがその先駆けかもしれないです。 

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大阪・日本橋にある 高島屋史料館でも「高島屋と美術家たち」展を同時開催しています。

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当時の社長の還暦や喜寿の祝賀帳が展示されていました。

名だたる画家たちが絵を描いて贈っているのです。肩の力が抜けた作品も多くて楽しめました。

 

この建物はかつては「松坂屋」のビルです。素敵なレトロビルで残っていて嬉しいです。NHK朝ドラ「カーネーション」では百貨店としてロケ地になってましたね。

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建物の入口としては2か所あるのですが模様が違ってました。 ↑

 

 

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高島屋本館と ダイニングメゾンエキウエミューシアム 6階美術画廊 そして高島屋史料館、4か所のスタンプを指定用紙に押すと記念品がプレゼントされるというので制覇してきました(笑)

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下に写っているのがメモ帳です。中身は真っ白でした。タブレットでのくじ引きで他にどんな商品があるのでしょうか。気になりました。

 


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2013.9.7 [あれやこれや]

この日はいろいろ刺激的な1日でした。

まずは、「彫紙(ちょうし)アート」体験レッスンに参加してきました。

この作品を初めて見て「これはどうして作ってあるの?」とびっくりしたのと美しいのとでとても興味を持ちました。
その講習会をしていることを知り、参加したいと思いながらなかなか日程など合わず、ようやく参加できたのでした。

紙を重ねて「紙を彫る」まさしくそれです。
 
拙い私の作品。アラが見えて恥ずかしいのですが公開します。
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同じ図案でも紙の色の組み合わせで印象がガラリと変わるので驚きです。

私はナイフの使い方が上手でなかったので切れ味の悪い作品に仕上がってしまいました。
ずっと習うつもりはないですがちょっと刺激をいただいのでした。
 


心斎橋でこの体験レッスンがあったのですがお昼過ぎに終わったのでこのあたりでランチにしました。
農林会館はレトロビルで有名なのですが地下に飲食店があるのは知りませんでした。
和食のお店があったのでこちらでいただきました。
 
「旬菜家」の花かご膳
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農林会館
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エントランス付近
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「ましかくフォト展」にも行ってきました。
写真が真四角だと新鮮ですね。
スマホには四角に撮れるアプリがあるそうなんです。
農林会館の写真を四角にトリミングしてみました。 



そしてこのあと、松屋町まで歩いて行きました。
おもちゃやひな人形、五月人形、などのお店がたくさん集まっていて安く買えるところです。
最近では花火を大量に買いに行かれる方が多いそうです。


このあたり、まだ古い家が残っていたりするそうなんです。
 
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そんな長屋を店舗にして再生した場所が「練」と名付けられてお商売をされています。一度訪れたいと思っていたのでした。
 
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それも刺激的だったのですがここの地形にびっくりです。
 
写真ではよくわからないかもしれませんが段差がすごいのです。この階段を上がると先ほどの「練」の前に出ます。
 
 
 
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これが上町台地なんですね。
 
赤い看板の下に見える白いのは陸橋です。
 
なんだか面白い1日を過ごしました。
 
 

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「起終点駅(ターミナル)」 桜木紫乃 [本]

 
 
起終点駅(ターミナル)

起終点駅(ターミナル)

  • 作者: 桜木 紫乃
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2012/04/16
  • メディア: 単行本
 
 
 
以前にこの作家の本を読もうと手にとったらあまりにも暗いイメージでその雰囲気に飲みこまれて気持ちまで落ち込みそうで読み進めませんでした。

直木賞を受賞され、受賞の時のインタビューをテレビで見て再度チャレンジしようと思ってました。

とりあえず、短編から。しかも図書館の予約数の少ない本を選びました。


舞台は北海道。

「かたちないもの」
「海鳥の行方」
「起終点駅」
「スクラップ・ロード」
「たたかいにやぶれて咲けよ」
「潮風の家」


どの章にも出てくる人物は何か訳ありのひとばかり。
なので、読んでいて楽しくはないけれど読み進まずにはおれない。
最後はどうなるの?

決してハッピーエンドではないけれどアンハッピーでもない・・・。

「真面目に生きていけばなんとか生きていけるかもしれない。とにかく歩き出そう。」という感じ。
余韻を残して終わっています。
それぞれの今後も気になります。

最後に「潮風の家」を持ってきたのは良かったと思います。ちょっと心温まりました。


読んで良かったなぁと思えた小説でした。


ところで

「笑っていいとも」のテレフォンゲストに出演されていてゴールデンボンバーのファンなのでそんな話やらなんだかとても楽しい人のようでした。

本の雰囲気とえらい違うなぁ、といい意味でそのギャップがいいなぁと思いました。
インタビューやエッセイなどは楽しそうです。
また出会う機会を楽しみにしたいと思っています。
 
 

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「安井かずみがいた時代」 島崎今日子 [本]

 
安井かずみがいた時代

安井かずみがいた時代

  • 作者: 島崎 今日子
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2013/02/26
  • メディア: 単行本
  
 
彼女と親交のあった方達20人くらいにインタビューを行いそれを島崎さんが章だててまとめられたものです。

「婦人画報」に連載されていたものに加筆されている章もあるようです。


「安井かずみ」というと「訳詩家」のイメージがあったけれどたくさん歌謡曲の歌詞を書いておられたことを知りました。

一番びっくりしたのが 
「私の城下町」(小柳ルミ子)
 
有名なところでは 
 
「草原の輝き」(アグネス チャン)
「よろしく哀愁」(郷ひろみ)
「危険なふたり」(沢田研二)
「赤い風船」 「じゃぁ またね」(浅田美代子)
「激しい恋」(西城秀樹)
「折鶴」(千葉紘子)

そうだったんだ・・・。

もちろんもっとあります。
4000曲くらいの歌詞を書かれているそうです。


当時もさほど気にも留めていない人でした。

作詞家をやめられてからたくさんのエッセイを書いておられたのは知ってました。
加藤和彦氏と結婚されて理想の「ワーキングカップル」などともてはやされていたのも知ってました。

ところが
安井さんが肺がんで亡くなられてすぐに加藤氏が再々婚されたのを知って愕然とした記憶がありました。
あの理想のカップルはなんだったの?

一般人の私が驚いたのだからや安井さんの周りの人は衝撃だったと思います。

亡くなる直前まで手厚い看護をされていてこんな家族は今まで見たことがないと言う担当医だったお医者さんは「腰を抜かすほど驚いた」らしいです。


加藤氏にとって亡くなった安井さんのことは「完結した」ものだったようです。

確かに遺されたものの哀しみは大きくそれでも生き延びなければならないのだから苦渋の選択であったのかもしれません。


その後
加藤氏も自殺されて本当に完結しました。

「夫婦」っていろんな形があり、どんな風に見えてるか、なんて思って生活していませんよね。

人からいろんな風に見えていてもこの「夫婦」は2人で築き上げた17年間だったのでしょう。

妹さんから見た夫婦像が一番真実に近いのでしょう。
恐らく年齢も年収も上回っていた妻が夫に対していろいろ望んでいたようで忠実に「夫」としてなりきって支え続けたようです。

そして彼にとってそれは大変だったのかもしれないけれど一番輝いていた時代だったというのは皮肉な話です。
 
 
それぞれの人生だとわかっていながらもなんだか興味深く読みました。
 
 

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