西加奈子さん [あれやこれや]
3/13 あさイチ「プレミアムトーク」のゲストは西加奈子さんでした。
この日は仕事なのでゆっくり観ている時間がなくて録画して家に帰ってからゆっくり観ました。
気になる作家なんですよね。
なにせ著者略歴が「テヘラン生まれ」!
でも大学は関西大学卒業。
どうやら関西にゆかりがあるらしい・・・。ということでずいぶん前に「あおい」を読んだのだけれどどうもその面白さがわかりませんでした。
でも次々発表される本が話題になっていてここ数年、直木賞にノミネートされることが多くて「ふる」を読んだのだけれどやっぱりその良さがわかりませんでした。
それでも懲りずに「ふくわらい」も読んだけれどやっぱり・・・なのです。
でもでも気になる作家なのです。
数年前にどなたかと対談されていて滅茶苦茶関西弁で「この人、好き!」と思ったのでした。
しかもご自分のことを「うち」とおっしゃってて、いまどき「うち」なんて言う人いてはるんや・・・と思って親近感を持っているのです。
私も小さいとき自分のことを「うち」って言ってたんですよね。
とまぁ前置きが長くなってしまいました。
今日も関西弁でエンジン全開でした。
今、「共感文化」なんですね。
西さんが「共感できなくてもそれを好きになってほしい」とおっしゃってました。
私自身、ずっと前から自分の価値基準として「共感できるかどうか」というのがありました。
なので共感できるものは好き、そうでないものとは距離を置いてました。ちょっと考えを改めたいです。
「出版界という範疇で本が売れてほしい 」と切に願っておられる西さん。
賞をを受賞することは自分の才能を認めてもらえることなのに、一選手(一作家)として本が売れてくれることで貢献したいと思っておられるようです。
西さんに対しては人間として好きなのにどうして西さんの小説には共感できないんだろう?とずっと疑問に思っていて懲りずに読んでいるのかもしれません。
こういうことは初めてです。
今日、思いました。共感しようと読むんじゃなくてもっと違う読み方をしたらいいのかも?
番組内で「サラバ」の一節を紹介されていてそれならわかるよ、と思ったのです。
「サラバ」を読んでみようと思ってます。いつになるかわからないけれど。
今日は国会中継が控えていて時間が短くて残念。
もっと知りたい西加奈子さんです。
と思っていたら「ボクラの時代」という鼎談番組をみることができました。西さん、中村文則さん、又吉直樹さんの3人です。
いやぁ、これも面白かったです。
元気をいただきました。