図書館で借りている本 [本]
珍しく小説以外の本を借りました。
読みたい気持ちは大いにあるのになかなか読み進めません。
理解力の乏しさに愕然とします。
山本義隆氏は元東大全共闘の代表者として有名な方だったそうです。
リアルタイムでは全然知らない年代なのですが少し前にそういう経歴の方が予備校教師をされていて物理学の本を出版されていたことを知りその人物像に興味を持っていました。
この本は講演をもとに本として出版されたものです。
少しだけ読み始めているのですが純粋にまじめな人であることだけはわかります。
ほとんどノンポリだった人がこういう運動に関わったのはやっぱり何かおかしいと思ったからだったんでしょう。
それも運命なのかもしれません。
将来を嘱望されていたのにそしてその能力を発揮できなかったのは日本の損失という人もいるようです。
これらの運動についての資料集を自費でまとめて製本した全28巻の冊子とマイクロフィルムを国会図書館などに寄贈されているそうです。
きちんとマイクフィルムでも寄贈されているところが物理学者らしいなと思いました。
マイクロフィルムが保存としては一番実績があると聞いてます。
私が知りたかったことはこの本の「その後のこと」の章に載ってました。
宇宙開発事業の曾孫受けである零細企業の仕事をして零細企業としては求められる以上の仕事をしたとの自負があるそうです。
その仕事も権力の追求によって続けられなくなったそうです。
そして知人の紹介で予備校教師となって現在に至っているということです。
キュレーターという言葉を知ったのは原田マハさんの経歴からです。
学芸員とはどう違うのか?と思ってこの本を手に取ったのですが美術史も現代美術もよく知らない素人の私にはちょっと難しかったです。
神奈川県立鎌倉近代美術館は近代・現代美術を紹介するに当たっての先駆的な役割を果たしたようです。
奇しくもその通称「カマキン」が今年1月で閉館されたのは関係者やファンにとってはほんとに残念なことだと思います。
建物もいい建物だったようですね。NHKの日曜美術館でも取り上げられていました。