画業20周年 片岡鶴太郎展「還暦紅(かんれきくれない)」 [美術]
阪急うめだギャラリーで開催中です。
でかける用事があったので寄ってみました。
お昼を早めに済ませてギャラリーに着いたのが12時過ぎでした。
そうしたらチケット売り場が行列なんです。土曜日だったからでしょうか。
びっくりでした。
これじゃ、入るのに時間がかかるじゃないの・・・。
次に予定があるので並んでられないから観るのを止めようかと思ったのですが朝日友の会会員だと無料でチケットを買う必要がないのでひょっとしたらすぐに入れるかもしれないと入口の女性に尋ねると「すぐに入れますよ。」というお返事でした。
それなら、と入って観ることにしました。
初期から展示されていて最初の頃は力が入っていますが私は初期の頃の方が好きだなぁ。
普通、力が抜けた方がいいとが多いように思うけれど・・・。
まだ評価が定まらない頃の必死さみたいなものが伝わってくるような気がします。
でもさらさらっと描かれているようだけれど「金魚1匹描くのに1時間かかります。」と「金魚」<二曲屏風>のキャプションにありました。
そりゃそうだろうな。
以前、友人と片岡鶴太郎さんの展覧会を観に行った時にその友人が「絵というよりはイラストっぽいね。」と言ってたけれど確かにそうですね。
でも何か魅かれます。
今回還暦祝いということで有名人からのお祝い色紙がたくさん届いてました。
それも面白かったです。
そのお返しにそれぞれの似顔絵っぽい絵が展示されてました。
片岡鶴太郎さんの還暦展開催によせての最後の一文です。
~ 「紅華」椿を描き、「華魚」金魚を描き、未だ未だ 『紅(暮れない)還暦紅。』 ~
力が抜けてる分、肩が凝らずに観ることができました。