「朝鮮時代の水滴―文人の世界に遊ぶ」 [美術]
チラシを見て行ってみようかと・・・。
所蔵品の展覧会なのでお値段もお安かったです。通常800円ですが朝日メイトで600円でした。
小学生の頃、書道セットに何故か水滴がセットされていたような気がするけれど記憶違いでしょうか。
子ども心に「これは何する物?」と思ったのです。
硯に水を入れる物らしい、と知ったのですが「あの小さい穴からどうやって水道の水を入れるのだ?」と不思議に思っていたのでした(笑)
こんなことを思うのは私だけなんでしょうか?
話が横道にそれましたがそんな風に水滴になにかしら郷愁を覚えたのでした。
今回は朝鮮限定の水滴ですがそれなりに楽しんできました。
本来、もっといろんな形があるかと思うのですがこれらはコレクターの趣味で収集されているので比較的おとなしめの物が多かったように思います。
もっとも、これらが主流だったのかもしれませんが。
下の写真にあるようにドーナツ型にはちょっと驚きました。
小さいサイズの物を想像していたのですが急須より大きい物もあったりして両手で持たないと持てないでしょう。
飾りという側面が大きかったのでしょうか。
日本の水滴を集めている人はいないのかなぁ?
比較してみたいですね。
今回も写真OKのコーナーがありました。
書道をするときに必要な物をそろえてあります。
筆立ても兼ねた水滴。 一辺が15cmくらいあったかなぁ? 結構大きめでした。
そしてそして・・・
数年前、ある展覧会に行きそびれていて気になる芸術家がいたのですが名前を失念してしまったのです。
朝鮮の陶磁器を研究した人らしいということは覚えていたのですが 今回その人の絵とともに水滴が展示されていました。
浅川伯教・巧 兄弟とわかりました。
水滴よりも絵の方に魅了されてしまいました。 3点だけだったんですけれど出会えてよかったです。 嬉しい出会いでした。
お客さんはほとんどおらず、ちょっと寂しい感じでしたがゆっくり楽しめました。