「満天のゴール」 藤岡陽子 [本]
大阪の「高低差」を楽しもう! [本]
読書記録 2017.10 [本]
この書名はなんだろう?と思ったら5人の著者の名字の頭文字でした。有名どころの著者のアンソロジーということで予約して読みました。
宮部みゆき 『人・で・な・し』
辻村深月 『ママ・はは』
薬丸缶 『わたし・わたし』
東山彰良 『スマホが・ほ・し・い』
宮内悠介 『夢・を・殺す』
宮部さんの作品を読んだらなんと「ホラー」だったのです。え!という感じでしたがホラー好きの人が読めばこんなのたいしたことないのでしょう。そしこのアンソロジーは次の人へバトンを渡すというシステムなんです。次を引き継ぐのはなかなか難しいことだと思います。ただ最後の宮内さんの作品はちょっとなじめないまま読み終わりましたが面白い企画でした。
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近藤さんの作品は好きなのですがミステリーが多いのでそれを避けて読んでます。特に自転車ロードレースのシリーズは大好きです。他にも「ビストロ・パ・マルシリーズ」があるようですがこちらはまだ未読です。 この本は海外のスイーツを織り交ぜて描かれています。これもシリーズ化されるのでしょうか。
アラフォーの独身女性が主人公。その彼女が家の近くで感じの良いカフェをみつけます。なんとそのカフェのオーナーは会社の後輩だった女性ですぐに辞めてしまった人でした。驚きながらも仲良くなりまた落ち着くカフェなので足繁く通いそこで起こる出来事の連作短編集です。
近藤さんの作品ってちょっとスパイスが効いていることが多くこの作品もそうでした。でも前向きな感じで終わってます。
お気に入りのカフェがあってそこのオーナーと仲良くなっていろんなお話ができるっていいですよね。
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瀬尾さんの作品も好きで新刊が出たら必ず読んでます。この作品は「あと少し、もう少し」という作品に登場した男子が主人公。新学期に赴任してきた若い中学美術教師が陸上部の顧問となり駅伝大会に出場することになり、不良の太田が寄せ集めメンバーの一員となります。
その太田が高校に入学して学校になじめずにいるところへ先輩から夏休みに事情があって1ヶ月、子守というより保育を頼まれてしまいます。その子どもとの出会いと別れを描いてあります。
読みやすい文章なのでなんだか育児エッセイを読んでる感じでした。ちょっと物足りない感もありますが気持ちが温かくなります。
瀬尾さん、結婚されて子どもさんも生まれてるようでそんなことからこんな作品ができたんでしょうね。
太田君登場の小説
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とある造船会社内の人間模様。章ごとに主人公が変わり、その仕事ぶりや人間関係を描いています。人数を少なくしてもうちょっと掘り下げてもよかったかな?という気もしました。サイドストーリーがあれば楽しめるかもしれません。
「陸王」 池井戸潤 [本]
読書記録 2017.08 [本]
アンソロジー「隠す」 アミの会(仮) [本]
「YOGA」 ケン・ハラクマ [本]
ヨガから始まる―心と体をひとつにする方法 (カルチャー・スタディーズ)
- 作者: ケン・ハラクマ
- 出版社/メーカー: 朝日出版社
- 発売日: 2008/07/15
- メディア: 単行本
読書記録 2017.03 [本]
装幀室のおしごと。 ~本の表情つくりませんか?~ (メディアワークス文庫)
- 作者: 範乃 秋晴
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/02/25
- メディア: 文庫
([ほ]4-2)活版印刷三日月堂: 海からの手紙 (ポプラ文庫)
- 作者: ほしお さなえ
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2017/02/03
- メディア: 文庫
「リーチ先生」 原田マハ [本]
「余命半年、僕はこうして乗り越えた!」 西村元一 [本]
余命半年、僕はこうして乗り越えた! ~がんの外科医が一晩でがん患者になってからしたこと~
- 作者: 西村 元一
- 出版社/メーカー: ブックマン社
- 発売日: 2016/09/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
たまたま雑誌でエッセイを読んでいてお名前や内容を知っていました。
そうでなければこの本は手に取りませんでした。
診断結果は胃がん。何もしなければ余命半年。
患者と医者のずれを感じた諸々のことが書かれています。
後半は著者の半生を綴られています。
もうちょっと患者としての治療経過など知りたかったです。
この先生も手術と抗がん剤などの治療によってがん宣告以来1年以上経過しています。
その間、闘病する中でいろんな波があったようですがこうして本を出されたり講演をされたりしておられるることを思うと薬の威力を思い知ります。
当時は手術をしないほうがよかったこともあったのかもしれませんが現在ではどうなんでしょうか?
がんを患う前からがん患者や家族の支援場所を作りたいと考えていたそうですが本人ががんとなり、その活動が一気に加速して金沢にはそういう支援場所ができようとしているそうです。
日本では東京に2016年10月にオープンしたそうです。
もっともっと広がってほしいです。