芥川賞、直木賞候補作品 [本]
第151回芥川龍之介賞、直木三十五賞の候補作品が発表されました。
最近は知らない作家のお名前が並ぶことが多いのだけれども今回は何人かお名前を知っている作家もおられます。
『第151回芥川龍之介賞』候補作品
・戌井昭人『どろにやいと』(『群像』1月号)
・小林エリカ『マダム・キュリーと朝食を』(『すばる』4月号)
・柴崎友香『春の庭』(『文學界』6月号)
・羽田圭介『メタモルフォシス』(『新潮』3月号)
・横山悠太『吾輩ハ猫ニナル』(『群像』6月号)
『第151回直木三十五賞』候補作品
・伊吹有喜『ミッドナイト・バス』(文藝春秋)
・黒川博行『破門』(KADOKAWA)
・千早茜『男ともだち』(文藝春秋)
・貫井徳郎『私に似た人』(朝日新聞出版)
・柚木麻子『本屋さんのダイアナ』(新潮社)
・米澤穂信『満願』(新潮社)
AMAZONからの配信メールでやたら紹介される作家だと思ったら直木賞や芥川賞候補の方々だったんですね。
今頃気が付きました。
この中で唯一読んだ本があります。
伊吹有喜『ミッドナイト・バス』
「四十九日のレシピ」がドラマ化や映画化されて知ったのですが「風待ちの人」を読んだら私好みの作家で新刊の案内が出ていたので読みました。
章ごとに登場人物からの目線で描かれてあり、アウトラインがつかみづらかったです。
細かい人間関係を描きすぎて長編になってしまったわりには最後はたったったと〆にかかった感がありちょっと安易な気もしました。
でも落ち着くところに落ち着いた終わり方で読後感はほっとした気持ちになり読んで良かったと思わせてくれます。
スピンオフの小説ができそうな感じです。
ここしばらく、思うように図書館に行けなくて本をちょっと読む気力もなくなってきたりしています。
なんとか打破しなくては・・・。
ちなみに「風待ちのひと」の感想はこちらです。