読書記録 2016.05 [本]
伊吹有喜さんの本
ふと新刊が出ていることに気がついて調べてみたら以前の続編ということでした。
ということでまずは最初に出版された方から読みました。
小泉今日子さんも伊吹さんのファンのようで嬉しく思ってます。
東京都内の裏町ねこ横丁にある「Bar追分」昼間は「バル」 夜は「バー」に訪れるお客さんやその街の人たちのドラマ。
連作短編集。
うらぶれた街でどこにでもいるような人たちの営み。
ちょっとその人たちの人生を垣間見る様な感じです。
続編
主人公の宇藤も少しずつ街の人たちと慣れてきて仕事も順調に進んでいるようです。
こちらもホッと心が和む感じです。
単行本でも新刊が出ていました。
仕事にあぶれてしまったアラフォー、アラサーの男女。
ちょっとしたきっかけで一緒に仕事をするようになって歯車が上手くかみ合いだしました。
“いまはちょっと、ついてないだけ…” そんな時期を脱した人たちのドラマ。
倒産、人員整理などで一旦仕事を辞めると定職に就くことが難しい昨今、非正規社員も増えてこの先、日本はどうなるのでしょうか?
同一労働同一賃金をめざすのなら正社員化してほしいと思います。
安定した雇用を目指すべきなのではないかと思うのですが一方で正社員は長時間労働を強いられている場合もあり、生きにくい世の中だなぁと思います。
この本では上手く回りだしてちょっと安堵が得られます。