古都祝奈良 3 [美術]
今西家書院です。重要文化財に指定されています。
こちらでは紫舟さんの作品展示です。
玄関からチラリと見えたときは普通の書かと思いましたが、違いました。 素材はわからないのですが字をかたどってアクリル板にはめこんであります。
こちらは紫舟さん独特の 書ですね。
お庭にも文字をかたどった作品が展示されていますが透けている作品が多くて判読しにくかったです。 説明書きが置いてあったのですがたくさんありすぎて照らし合わせるのもちょっと煩雑でした。
篠田桃紅さんの言葉を思い出しました。 書は読めないとわからない。確かにそうですね。読めないというストレス がかかります。 外国の文字だったら読めなくても当たり前なんですが日本語だけに読んで意味を汲もうと思ってしまいます。
日本語が読めない人には単なるアート作品なんですよね。そういう風に割り切ってしまえないところが哀しいです。
この作品も最初は読めませんでした。 説明書きをみて「独」なんだと理解して写真を撮り直しました。
今西家書院としての説明がありました。 天井が各部屋違うのです。
竜の絵が描かれた天井。
上段、中段、下段と段差がつけられています。
この灯りは元々置いてあるもののようです。
見過ごすところでした。 こんなところに「紫」印
紫舟さん、書家ですがこの方もいろんな活動をされていたんですね。 精力的で驚きました。 見応えありました。
ならまちから駅へ向かう途中、興福寺の五重塔が見えました。 色々楽しむことができた一日でした。