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横山大観記念館 史跡・名勝指定記念展 [美術]


大阪高島屋で4/1まで開催中です。


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どんな展覧会なのかよくわからなかったのでパスしようかと思ったのですが朝日友の会で無料だったのと予定が空いていたので行ってきました。

記念館の写真とか見てもどうなのかなぁ、と思ったりしていたのです。大観の還暦祝いに贈られた他の画家の絵や米寿祝いの揮毫を屏風にした物とか珍しい物が展示されていました。

静子夫人の着物や帯も展示されていました。これらは夫人のためにデザインしたものだそうで外国に行った際のパーティーとかでも着たそうです。シンプルな図案の裾模様(色留袖にあたるのか?)シックではあるけれど気品の中に豪華さもありとてもオシャレでした。


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「柿紅葉」(習作)1920年 

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この屏風がよかったです。有名な「夜桜」とどちらが先なんだろう?と調べたら夜桜は1929年なので「柿紅葉」の方が先に制作されていたんですね。習作ということは別にちゃんとした作品があるのでしょうか?


思ったよりたくさんの展示品でした。


記念館も大観自らデザインしているそうで上野にあるにもかかわらず落ち着いたたたずまいのようです。また機会があれば訪れてみたいと思いました。



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驚異の超絶技巧!明治工芸から現代アートへ [美術]



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美術館に入って最初の展示品に驚きでした。

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魚の精巧さにも驚きですがお皿と一体になっていると知り二度驚きでした。 骨もそうですがしっぽの焼けてひからびた感じも本物そのままでした。現代作家だそうです。他にも現代作家の作品が展示されていて頑張ってる人がおられるんだなぁ、と思いました。普通の木彫の作品がかすんで見えてしまって申し訳ない感じがしました。



「自在」と呼ばれる「動く金工」 鳥の羽とか龍や蛇の胴がが動くらしいです。

「自在」の鳥を模した吊り香炉にもびっくり。香炉を吊すという発想がすごいです。

虫の作品が多くてこれらは遠目に鑑賞(苦笑)

京都にある清水三年坂美術館からの出品も多かったです。 ここへは行きそびれているのでまた機会があれば訪れたいです。


思ったより展示数も多く、また念入りに見てしまうのでちょっと疲れましたが驚きと感動の一日でした。




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石本藤雄展 [美術]

京都国立近代美術館で染織展を観に行こうと決めてから他に何か展覧会がないかと調べたら細見美術館で

マリメッコの花から陶の実へ  石本藤雄展  ― 琳派との対話 ―」を開催していると知りついでに行くことにしました。


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マリメッコのデザインってかわいらしいものが多くて好きです。全部を知っているわけではないですが興味を持ちました。


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館内では生地を筒状にしてぶら下げての展示もありました。こういう方法もあるんですね。


数カ所に生地をそのまま下げてありました。

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現在はマリメッコを離れて陶芸の仕事をされているようです。


琳派の作品も一緒に展示してあるのですが色は控えめなので石本さんのカラフルな作品にちょっとかすんでしまいました。ミュージアムショップを見るのも楽しかったです。買いませんでしたけれど・・・。



細見美術館。

狭い敷地に建てられているので階段での移動となります。エレベーターもあるようですがちょっと不便ですね。

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茶室での展示もあって楽しみにしていたのですがこの日は13時までの展示で行ったときは13:30頃・・・。知っていたらこちらに先に行っていたのに残念。ご縁がありませんでした。



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京都の染織 1960年代から今日まで [美術]



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染織展ってどんなんだろう?と興味を持ちました。 以前たまたま福本潮子さんの作品展をみて「いいな」と思ったこともあったり、志村ふくみさんの作品もみられるようだったので行ってみることにしました。



会場に着くなり思わぬ作品の展示で度肝を抜かれました。


1階ロビーの作品は撮影可能でしたので撮りました。

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下の写真の左の赤い作品は心臓を再現しているようです。写真は側面からですが正面から見るとなるほど、です。

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織物でいろんな表現ができるのでちょっとびっくりしました。 どんな風にして作られるのか不思議です。欧米人と思われる方が数組おられました。


ちらしなどは平面で全然その良さがわからないのが残念です。

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フェルメール展 [美術]

大阪市立美術館で開催中です。 あまり話題になってないような気がして比較的すいてるのかな?と思っていました。 実はフェルメールの絵を実際には観たことがなかったのです。 いつも長蛇の列をなしていてそこまでして観たいとは思ってなかったのです。 それで今回並ばずに観られるのなら行ってみようかと。


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美術館の公式ツイッターでは並ばずに入場券は買えるような状況でした。 いざ行ってみると・・・


朝10時頃天王寺公園に着くとどうやら美術館に向かう人の流れがなんとなくあり、嫌な予感がしました。


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館内に入るとそこそこの人出でした。 ちょっと観にくい絵もありましたがフェルメール展にしてはすいてる方でしょう。 


たくさんの人を魅了しているようですが私にはさほどの魅力は感じませんでしたが光りの具合はフェルメールならではなのかもしれません。


ピーテル・サーンレダムの教会の絵、2点が私としては今回のお気に入りでした。




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天王寺美術館のコレクション展はついでの楽しみです。今回もカザールコレクションの一部を観ることができ、ひな祭りの時期とあって立派なおひな様と兜の人形も展示してありました。




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湯木美術館 [美術]

春の船場博覧会2019 「船場のおひなまつり」が3/3まで行われています。その一環で湯木(ゆき)美術館では「湯木吉兆庵の雛道具ーひな祭りのしつらえと茶道具」が開催されています。

おひな様も見てきたのですがまずこの展覧会から。


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湯木美術館の存在は知っていましたが茶道具の展示がほとんどであまりお茶に詳しくないのでスルーすることが多かったのです。今回は「ひな祭り」をテーマにした展示だったので船場のおひな様を見るついでに寄りました。

パンフレットを見ると開館以来初の「ひな祭り」関連の展示と書いてあり、ちょっと驚きました。茶道具だけだったら訪れていなかったかもしれません。

立派なおひな様でした。しかも平成改元時に男雛の衣装が衣替えしているそうで平成の終わりにこれを見ることができました。次の改元時にも衣替えされるのでしょうか。

入ってすぐの藤の花の茶入れに見とれてました。棗だと思っていたら金輪寺という茶入れなんだそうです。棗との違いをちゃんと見ておけばよかったです。

酒井抱一の掛け軸もありました。

お茶をされている方なら訪れたくなる美術館でしょうね。



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「木彫りどうぶつ大集合!」 はしもとみおの世界展 [美術]


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白記さんの工房見学の前に訪れました。機織りをしている友人から誘われたのですが、実は行こうかどうしようかと迷ってたのでグッドタイミングとご一緒することにしました。

三沢厚彦展で木彫りの動物をみてからは少し苦手意識が薄れました。実際今回の展覧会の動物たちはかわいらしかったです。


ロビーにて。右端のずらりと並んだ動物たちは左上の写真ではあんなに小さいんです!

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2階へ上がるとお出迎え。

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会場はこんな感じ。 写真OKでしかも2,3の動物以外はほとんどさわることができます。


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こんな猫や

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あんな猫

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スケッチも展示してありました。

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圧巻はこの熊。 

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製作映像を見ることができました。なかなかの製作過程です。できあがって公園に置いてこの膝に子どもたちが乗ったりして遊んでました。作者も座って確認してましたよ。こんな熊と遊べるなんていいですよね♪

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スケッチと後ろ側。 熊の身体には10個の動物がひっついていると聞いて探しましたよ。なかなか最後の1匹がみつからずようやくみつけました!



つるしてある飾りの中にも動物たちがいます。

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行ってよかったです。 触れるのが嬉しいです。保育所の子ども達が来ていてロビーですれ違いました。きっと楽しかったと思います。





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敷地内には花園ラグビー場があります。ワールドカップの会場の一つです。

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世紀末ウィーンのグラフィック [美術]



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京都国立近代美術館で開催中です。この展覧会もパスしようかと思っていたのですが植物園に行きたくなりついでに行ってきました。植物園の方はまた後ほど載せます。

アパレル会社の創業者、平明暘氏が蒐集したものを2015年にこの美術館が所蔵したそうで撮影可能でした。


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クリムトくらいしか知らなかったのですがクリムトの名につられて行ってきた次第です。でもグラフィックアートってみていて楽しいです。こんなデザインがスイスイできたら楽しいだろうな、と思いました。


展示目録がユニークでオシャレ! これは表面、裏面もあります。A3くらいありました。ただ照らし合わせるのが面倒でしたけど。

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日本ぽい版画もありました。色合いが棟方志功を連想させました。

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こちらはコラージュ。貼り絵とは思えない・・・。

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こんなトランプもいいですね♪

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入り口にあった石膏彫像。 模擬ドアも作ってそこから向こうには建物の写真が見えるようになってました。

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招待券やカタログや点数が多くてきちんとみることはできませんでしたがなんだか素敵な作品に囲まれて居心地よかったです。訪れている人も多くてちょっとびっくりしました。



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櫛・かんざしとおしゃれ展 [美術]



大山崎山荘美術館で開催中です。

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HPより////////////////「東京都青梅市にある澤乃井櫛かんざし美術館には、祇園に生まれ、舞妓となり、後に東京で料亭の女将として多くの人を魅了した岡崎智予(1924-1999)が収集した作品が所蔵されています。 所蔵品には、文化が爛熟し工芸的技術が最も高い水準に達した江戸後期のものをはじめ、尾形光琳(1658-1716)、酒井抱一(1761-1829)、原羊遊斎(1769-1845)ら高名な美術家による逸品も含まれています。本展では、日本の工芸の粋を凝縮した櫛、かんざしとともに、当時の風俗を伝える浮世絵をあわせた約300点をご紹介します。」/////////////////

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気にはなりながら寒いし遠いしどうしようかなぁ、と思ってました。パスしようかとも思ったのですがやっぱり気になるので重い腰を上げて行ってきました。
着物とか風俗とか蒔絵の展覧会で一部分の展示はあったような気がしますが櫛、かんざしだけの展覧会は初めてのような気がします。
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髪を飾る物だからやっぱりオシャレしたくなりますよね。
いい物を見つけたらほしくなると思います。
ただ、今はほとんど使われる物ではないからこうした機会がないとみることはないのが残念です。
「びらびらかんざし」ってそのままの名前だけれど言い得て妙です。
動くとかんざしも一緒に揺れるというのがいいです。
鳥かごの中に鳥がいるんですよ。上の写真にもあるのですがよくわからないのでHPでもご覧ください。
細かい細工です。
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冬のお庭なのであんまり期待してませんでしたが水仙が満開。ただ、近くに寄れない場所だったので遠目から。
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絹谷幸二 天空美術館 [美術]


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埼玉に住む友人が帰阪して3人で会うことになりました。 その友人がこの美術館の招待券を持参してくれて行ってきました。

画風はあんまり好きではないのですがスカイビル27階の美術館ということでちょっと気にはなってました。 今回招待券で行くことができてよかったです。

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HPより

<絹谷幸二 天空美術館が誇る大迫力の3D映像「夢無辺」。そして開館2周年を記念して制作された最新作「平治の乱」。「静」と「動」が繰り広げる絹谷ワールド全開の2本立て3D映像を初公開。さらに東京・青山の「こどもの城」のエントランスを飾っていたアフレスコの傑作「アラベスク」全20面が最新展示へ。
映像、絵画、立体が織りなす百花繚乱の夢の大劇場へ鑑賞者を誘います。>
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以前、どこかで3D映像は見たことがあったような気がしますが最近はなくて大迫力に驚きました。思わず手を伸ばしたり避けたりしそうでした(苦笑)
1本目は海中に沈んでいく感じ。2本目は空を飛んでいる感じでした。 途中ジェットコースターに乗っている感じもしました。乗り物酔いする人はちょっと苦手かもしれません。5分が2本なのでこれくらいなら私はギリギリ大丈夫でした。
この画家の頭の中はどうなっているんだろう? そんな感じの絵が多かったです。が、富士山はちょっと梅原龍三郎を彷彿とさせる感じで結構好きですね。
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スカイビルを龍が取り巻いている彫刻?も迫力ありました。
天空ギャラリー
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天空カフェ 版画を販売していました。窓の風景が反射してます。
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カーペットにも絵がはめこんでありました。
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淀川ですね?
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思いがけずこの美術館を楽しむことができまた旧交を温めました。


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